10-243「ルー=ガルー」(日本)

かつて狼というケダモノありき
 近未来の日本。生徒たちはモニタで厳重に監視され、安全を守られていた。学校は廃止され、生徒たちは家庭のモニタで学習を行い、週に1度だけ、“リアルコミュニケーション”研修のためにセンターに通う。そして必要があれば、カウンセラーのカウンセリングも受けられた。
 引っ込み思案な14歳の少女・葉月と、同じクラスに転入してきた少々変わり者の歩未。14~15歳の少女ばかりを狙った連続殺人事件が起きる中、失踪したクラスメイトの行方を追う2人は、天才少女の美緒と彼女の幼なじみで管理システムの外に生きる未登録住民の格闘少女・麗猫と知り合い、協力して事件の謎に迫っていく。
 一方、カウンセラーの静枝は、事件を担当する刑事・橡に協力して捜査に関わっていくが。(「allcinema」より)

ルー=ガルー - goo 映画

 「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」の京極夏彦原作、近未来を舞台に4人の少女が巻き込まれた大きな謎に立ち向かう姿を描いたガールズ・ムービー・アニメ。

 4人の少女が主演ということに合わせたのか、同じく4人組ガールズ・バンドのSCANDALが挿入歌に主題歌を担当。

 舞台となった近未来の社会は、モニターによって管理、監視された社会で、子供たちは各々手にするモニタで他の人々とコミュニケーションをとり合う。

 携帯電話の進化版という感じで、このようなモニターを通してのコミュニケーション等の世界は近頃よく描かれているような気がするな。

 顔を会わせてのコミュニケーションが不足していくことの危惧を描いているような感じである。

 そんな中で、実際に顔を合わせてコミュニケーションをとるという研修があり、引っ込み思案の葉月は歩未や美緒、更に麗猫と知り合い、そのさ中、連続少女殺人事件が発生し、葉月たちはその謎を調べ始める。

 近未来の世界を描き、殺人事件が発生するという設定の中でも、少女たちの友情や、主人公である葉月の成長を描いている感じで、ガールズ・ムービーとしては王道的な内容になっていたかな。

 サスペンス・ミステリー調で話が進んでいく中で、4人の少女が「KOSHI-TANTAN」の振り付けを練習するシーンはなかなかほのぼのした感じで良かったな。

 4人の少女が主役という設定だったので、リアルコミュニケーション研修の4人、葉月、歩未、美緒、祐子が主演で話が進んでいくのかな、と思ったら、一人は早々に退場してしまって、ちょっと驚き。

 麗猫が4人の中に入っていたんだな。

 葉月に美緒はいかにも少女らしいキャラだったな。
 麗猫が格闘得意というのは何となく納得はいくが、歩未に関しては、やや謎の部分も多し。

 歩未がよく口にする「ルー=ガルー」というのが本作のタイトルではあったが、ちょっとそこのあたりがどう物語と絡んでいるのかが、判りづらかったかな。

 ガールズ・ムービーと言えども、結構凄惨な描写も描かれ、クライマックスはちょっとしたアクションになっている。
 それなりにアクションも楽しめる作品にはなっているかな。

 歩未のキャラや、物語の結末などはやや判り辛い部分もあったが、全体的にはまずまず楽しめたアニメだった。

 葉月や美緒、麗猫のキャラはなかなか良かったかな、と思う。

/5

監督:藤咲淳一
声の出演:沖佳苗、五十嵐裕美、井上麻里奈、沢城みゆき、植竹香菜
   青山穣、河本邦弘、平田絵里子、西村知道、佐藤晴男、坂巻学、勝沼紀義
於:丸の内TOEI
ルー=ガルー [DVD]
バンダイビジュアル
2010-12-22

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  • ルー=ガルー

    Excerpt: 人気作家・京極夏彦の同名小説『ルー=ガルー 忌避すべき狼』を プロダクションI.Gが映像化。 モニタによる管理が徹底された近未来で、少女だけを狙った連続殺人事件が 起き、同級生がその事件に巻き込ま.. Weblog: だらだら無気力ブログ racked: 2010-10-21 23:40
  • 「ルー=ガルー」 京極ファンとしては食い足りない

    Excerpt: 京極夏彦さんの小説「ルー=ガルー 忌避すべき狼」の映画化です。 この日は奇しくも Weblog: はらやんの映画徒然草 racked: 2010-10-23 20:48