10-106「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」(日本)

それでも、あの舞台に連れて行きたい
 離れ離れに暮らすことになった、のだめと千秋。やがて千秋には孫Ruiとの共演話が持ち上がる。一方、オクレール先生のもとでレッスンに励むのだめは、どんどん先に行ってしまう千秋に焦りを感じてしまう。
 そんな中、コンクールに出場する清良を応援するため、峰や真澄ら昔の仲間たちと会場へと向かったのだめ。ピアノ部門で聴いた『ラヴェル ピアノ協奏曲』に心奪われ、いつか千秋と共演するときに演奏したいと強く願う。しかし、その曲は奇しくも千秋とRuiが共演する演目に決まっていた。
 しかも、のだめがやりたいと思い描いていた通りの演奏を完璧な形で披露されてしまう。それを目の当たりにして、ショックを隠しきれないのだめだったが。(「allcinema」より)

のだめカンタービレ 最終楽章 後編 - goo 映画

 「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」に続く、人気ドラマの完結篇にあたる映画版の後編。

 ドラマを観たことなく、ちゃんと作品として観たのは「前編」のみではあったが、癖のあるキャラとクラシック音楽を堪能する〝のだめワールド〟にはすんなり入り込めた。

 本作のストーリーは、当然「前編」からの続きで、マルレ・オケでのコンサートを成功に導いた千秋とのだめが別れて暮らすところから始まる。

 序盤には、これまでの主要キャラであったろうと思われる瑛太演じる峰龍太郎に小出恵介演じる奥山真澄、水川あさみ演じる三木清良らが登場する。

 峰龍太郎と奥山真澄とのだめが絡むエピソードは、のだめワールドにあたる部分になるのだろうか。

 ただ、何となく彼らの登場は、完結篇にあたっての顔見せのような感じがしないでもなかったな。

 中盤から後半にかけては、千秋とのだめの音楽家としての、そして恋人としての一つの結論が出るまでの過程を、結構シリアス・モードで描いていく。

 この部分が、楽しいのだめワールドを期待すると、ちょっと意外で肩透かし気味に感じるところが出てくるかもしれないな。

 映画だけ観ている自分にとっては、ちょっと重苦しい雰囲気を感じたし、正直よくあるようなドラマのように感じてしまった。

 どうしても2部、3部と分けた作品の完結部分はドラマを収束させようとして、無理やりというわけではないが、これまでの話の全てをまとめ上げようとする感じなので、作品の途中から変に終焉を感じてしまう。

 これまでコンクールさえ出場したことのないのだめがいきなり、というのもちょっと駆け足気味だったような気がするな。

 千秋とのだめのこれまでの関係というものをよく知らないだけに、後半の展開、結末にそれ程の感情移入はできなかったが、とりあえず綺麗にまとまった感じではある。

 今回も様々なクラシック曲が千秋の解説付きで聞くことができるのはありがたいのだが、正直あまり知らない曲ばかりだったかな。

 のだめが千秋と一緒にやりたいと言っており、実際は孫Ruiと千秋がやってしまった「ラヴェル ピアノ協奏曲」は印象的。

 まあドラマ版から観ていると、ちゃんと完結まで観ることができて満足なのかもしれないが、本作だけだと、ちょっと物足りなさを感じてしまうかな。

 前、後編通じては面白い作品ではあったが。

/5

監督:川村泰祐
出演:上野樹里、玉木宏、瑛太、水川あさみ、小出恵介、ウエンツ瑛士、ベッキー
    山田優、谷原章介、なだぎ武、福士誠治、吉瀬美智子、伊武雅刀、竹中直人
声の出演:蒼井優
於:TOHOシネマズ日劇
のだめカンタービレ 最終楽章 後編 スタンダード・エディション [DVD]
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2010-10-08


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この記事へのコメント

2010年05月12日 11:13
はじめまして。

のだめシリーズは、ドラマから、マンガ、映画と追いかけていますが、今回の後編は内容がちょっと地味でした。のだめの内面ばかり描かれていて、のだめや千秋が直面する現実の困難が必要だった気がしました。例えば、のだめが超難関のコンクールに出場して、優勝を目指してがんばるとか... なんか欲しかったです。
2010年05月13日 00:12
naotomoさん、コメントありがとうございました。
そうなんですよねぇ。
何かチャレンジするような設定があれば、もっと共感できる部分も
あったかもしれません。
いきなり、のだめがシュトレーゼマンと共演でしたからね。

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