10-71「食堂かたつむり」(日本)

ジュテーム・スープください
 失恋のショックで声を失った倫子は、疎遠だった母ルリコが暮らす田舎へと戻る。昔から自分勝手で今も小さなブタをペットとしてかわいがるような自由奔放なルリコのことが、倫子は子どもの頃から好きになれなかった。
 そんな彼女は自慢の料理の腕を活かして小さな食堂を始める。客は一日一組だけ。決まったメニューはなく、客のリクエストからイメージを膨らませて独創的な料理へと仕上げていく。
 やがて、倫子の作る料理は幸せをもたらすと噂が広まり、彼女の食堂は評判となっていくのだが。(「allcinema」より)

食堂かたつむり - goo 映画

 冒頭からの主人公・倫子の生い立ちを語る歌から始まったり、途中途中でカラフルなイラストに包まれたり、あるいは舞台となる田舎のおっぱい山と、内容も映像もファンタジックなテイストで包まれた作品となっている。

 原作はベストセラーとなった小説らしいが、いつものようによく知らない。

 失恋をして、声が出なくなり、田舎に戻ってきた柴咲コウ演じる倫子が、小さな食堂を始める。
 一日一組のお客さまで、決まったメニューもなく、客のリクエストや状況からメニューを決めていく。

 倫子の出す料理を食べて、人々が幸せになったり、あるいは意中の人とラブラブになれるなどという内容も正しくお伽話のようである。

 料理を食べて幸せな気持ちになって、明らかに様子が変わるというのは、まるで「ラーメンガール」の西田敏行演じるマエズミの作るラーメンのようだな。

 心に痛手を負っていた倫子が料理を作って、人々と触れ合うことによって徐々に癒されていくという展開であるが、子供の頃からどうしてもうまくやっていけない余貴美子演じるおかんとの仲は、なかなか打ち解けることができない。

 しかし、あることがきっかけでようやくおかんの本心を知ることができる。

 全体的にはファンタジックな雰囲気で、その感じは嫌いではなかったが、ストーリー展開としてはそれ程起伏があるような感じではなかったな。

 何となく予定調和的で、大きな問題もなく、全てがうまく進んでいくという感じである。

 食堂に関しても、途中虫が食事に入っていたとかいう問題があったりしたが、それも何となく流されていった感じで、そもそもその原因となったこともちゃんと決着ついたのかな?

 おかんの病気のこともあったが、こちらもそれ程悲壮感を感じるさせるほどのこともなかったな。
 逆におかんが久々に、偶然出逢ったという憧れの先輩との関係も、そんなに簡単に、という感じでアッサリしていたな。

 最後は恐らく感動を呼び起こすような展開なんだろうが、何かそれまでに大きな壁のようなものも感じなかったので今ひとつ胸に来なかったかな。

 それ程の悪人も登場するわけでもなく、完全にお伽話のような感覚で楽しむ作品かもしれない。

 柴咲コウは、おそらくスッピンで頑張っていたな。
 でもどちらかと言えば、おかんを演じていた余貴美子の方がインパクトが大きかった。

 ブタのエルメスも印象深かったが、彼女(?)の運命は当然なのかもしれないが、ちとこちらもアッサリとした感じで、可哀相な気もしたな。

 あのふくろうはあそこまで気付かないものなんだろうか?

+/5

監督:富永まい
出演:柴咲コウ、余貴美子、ブラザートム、田中哲司、志田未来、満島ひかり、江波杏子、三浦友和
    桜田通、徳井優、諏訪太朗、佐藤二朗、草村礼子、佐々木麻緒、山崎一、上田耕一
於:新宿バルト9
「食堂かたつむり」オリジナル・サウンドトラック
SE
2010-02-03
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この記事へのコメント

ch
2010年04月02日 15:41
些末なことですが。

スッピンじゃないでしょう。全然ないでしょう。
あり得ないでしょう。

男性なんかは(全員じゃないですが)そう思っちゃうんだなと
素朴に驚きました。

ナチュラルメイクがいちばん手がかかっているのに。。。
2010年04月04日 21:58
chさん、ご指摘ありがとうございます。

本作の柴咲コウを見ていて、
スッピンだったキャメロン・ディアスを思い出しました。
それで、てっきりスッピンかと思ったんですが、
考えてみれば、そうじゃないでしょうね。
確かに男性のほとんどはスッピンと思うでしょうね。

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