10-44「宿命のジオード」(日本)

過去のしがらみをここで断つ
 凶悪な覚醒剤を取り締まる聖子が、ある事件現場で遭遇した男から「ジオード」というキーワードを聞き取る。
 その事件に関与した准教授を調べると、サークルの中心人物である江里子が出てきた。彼女を追うと、大農場「松枝農園」にたどり着く。
 そこで嘗て学生時代愛し合っていた松枝に再会する。しかし、松枝には過去の記憶がなく、聖子に気付かない。そのまま捜査を続ける中で段々と記憶が蘇るが、松枝の農場は、まさに覚醒剤の生産地であることに気付く聖子。
 凶悪な犯罪組織のボス・佐伯に操られ、実行部隊のリーダー・リオと共に世界最高のクスリ「ジオード」を作っていこうとする松枝。
 それを懸命に防止しようとする聖子が最後にとった行動は。(「作品資料」より)

宿命のジオード - goo 映画

 元Winkの鈴木早智子主演のサスペンス・アクション。
 シネマート六本木で、1週間限定のレイト・ショー公開。3月には吉祥寺や大阪、名古屋などでも限定公開する模様。

 当初チラシやポスターを見た時は、タイトルとその画から、純愛モノの作品かな、と思って観るつもりはなかったのだが、ストーリーを少し読んでみると、鈴木早智子が麻薬取締官を演じるサスペンス風の話ということで、鑑賞することにした。

 鈴木早智子演じる三輪聖子が、ある麻薬事件を追っているうちに、かつての恋人で、記憶を失くしている松枝に再会する。
 しかし、松枝は、聖子が追う麻薬事件に絡んでいた。

 聖子が過去の恋人と現在の事件の間で葛藤するというところがメインのようではあるが、聖子と松枝の話は、ドラマティックではあるが、それ程ストーリーの中で比重を置かれているわけではなく、基本的には麻薬事件を追う過程を主に描いていたので、結構観られる作品だったな。

 麻薬撲滅のためには単独行動も辞さず、時には行過ぎる捜査もする聖子。
 クールな様相をしているのだが、心の中には熱いものがある。

 そんな聖子を鈴木早智子が演じていたが、少々この役柄には物足りなかったかな。
 元相方の相田翔子は、そのキャラも生かしての演技で、結構面白い役柄を演じたりしているが、鈴木早智子はこれといった特徴がなかったな。

 彼女が何故この役に就いたのかは、今ひとつよく判らないな。

 ストーリーはそれなりに面白いが、残念ながら、作品の規模としてはこじんまり。
 
 世界を破滅させるかもしれない新種の麻薬事件の話の割には、それ程大掛かりな話にも見えなかったし、組織のボスである風間トオル演じる佐伯も、そのような麻薬犯罪の大物ボスにも見えなかったところが、ちょっと残念だったな。

 メインの麻薬事件の話の中で、聖子と松枝のロマンス部分は程よく抑えられており、この再会した二人の行く末も、ベタな結末かもしれないが、切ないものである。

 松枝を演じたのが津田英佑という俳優であるが、本作の原案者でもあり、更にエンディング・テーマでは鈴木早智子とデュエットしている。

 日本ハム時代の小笠原に似ており、もしかするとジャッキー・チェンの「新宿インシデント」に出ていた俳優かな? と思って調べたのだが、はっきりしたところは判らなかったな。

/5

監督:六車俊治
出演:鈴木早智子、津田英佑、風間トオル、デビット伊東、金田賢一、モト冬樹
    三船力也、みなみ、河原田巧也、小田あさ美、森よう子、矢柴俊博、大久保鷹
於:シネマート六本木画像

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