10-34「ラブリーボーン」(アメリカ・イギリス・ニュージーランド)
私のいない世界
優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。
そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。
一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが。(「allcinema」より)
ラブリーボーン - goo 映画
こちらも世界で1000万部以上を売り上げているというアリス・シーボルド原作を「ロード・オブ・ザ・リング」「キングコング」のピーター・ジャクソンが映画化したファンタジー作品。
今年のアカデミー賞最有力という声を聞いていた作品だったが、残念ながらノミネートは助演男優賞のスタンリー・トゥッチのみに終わったようだ。
14歳で殺されてしまったスージー・サーモン。
彼女が殺された後の、崩壊しそうになった家族。そして彼女を殺した男の姿を描いていく展開。
スージーを殺したスタンリー・トゥッチ演じるミスター・ハーヴィを捕まえるまでをメインに描くサスペンス要素の強い作品かと思っていたが、どちらかと言えば、そちらはサブ・ストーリー的な要素に留まっているようである。
スージーがいなくなってからの、サーモン家の崩壊しそうな様子や、そこから再生するまでの姿をスージーが見つめる中で、描いていく方がメインのようであった。
個人的にはもっとサスペンス要素のある作品かと思っていたので、そのあたりから言うと、ちょっと肩透かしのような感じはあったかな。
もちろん徐々にミスター・ハーヴィに近づいていく、マーク・ウォールバーグ演じる父親のジャックや妹のリンジーの姿が描かれ、クライマックス部分は多少なりとも緊迫感はあった。
犯人として判明してからの展開はちょっと物足りなかったかな。
でも、あの氷柱は、少しはスージーの気持ちが通じたのかな?
殺されたスージーのいる場所、天国かな? その映像はなかなか見応えのあるものだったな。
最新のVFXを使用して作られた映像ということだが、美しいものやら、迫力あるものやら、様々。
特にボトル・シップの巨大化した映像は迫力あったな。
スージーが殺されたと知った時の家族の反応は様々だったが、父親のジャックが犯人探しに執着する気持ちは判らないでもなかったな。
スージー役のシアーシャ・ローナンって「つぐない」で疑惑を呼んだ妹役でアカデミー助演女優賞にノミネートされた、あの子だったんだ。
今回は普通の女の子という感じの役柄で、イメージが違った。
しかし、彼女は可愛いな。先が楽しみな女優である。
サスペンスよりも、ヒューマン・ドラマに重点を置いたファンタジーで、ちょっと肩透かしをくらい、展開にまどろっこしさを感じなくもなかったが、映像の素晴らしさには目を惹かれた作品だった。
ファンタジーとしてはなかなか良かったかな。


+/5
監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ
シアーシャ・ローナン、マイケル・インペリオリ、ローズ・マクアイヴァー
クリスチャン・トーマス・アシュデイル、、リース・リッチー、キャロリン・ダンド
於:丸の内ピカデリー
優しい両親とかわいい妹弟に囲まれ、楽しく幸せな毎日を送っていた14歳の少女、スージー・サーモン。初恋の予感に胸をときめかせていたある冬の日、彼女は近所の男に無慈悲に殺されてしまう。最初は自分が死んだことにも気づかなかったスージーだが、やがて天国の入り口に辿り着く。
そんな中、犯人は警察の捜査を切り抜け、平然と日常生活を送っている。
一方、愛する娘を失った家族は深い悲しみに暮れていた。やがて、父親は残された家族を顧みず犯人探しに妄執し、自責の念に苛まれていた母親はそんな夫に耐えられずに、ついに家を出てしまう。バラバラになっていく家族を、ただ見守ることしかできないスージーだったが。(「allcinema」より)
ラブリーボーン - goo 映画
こちらも世界で1000万部以上を売り上げているというアリス・シーボルド原作を「ロード・オブ・ザ・リング」「キングコング」のピーター・ジャクソンが映画化したファンタジー作品。
今年のアカデミー賞最有力という声を聞いていた作品だったが、残念ながらノミネートは助演男優賞のスタンリー・トゥッチのみに終わったようだ。
14歳で殺されてしまったスージー・サーモン。
彼女が殺された後の、崩壊しそうになった家族。そして彼女を殺した男の姿を描いていく展開。
スージーを殺したスタンリー・トゥッチ演じるミスター・ハーヴィを捕まえるまでをメインに描くサスペンス要素の強い作品かと思っていたが、どちらかと言えば、そちらはサブ・ストーリー的な要素に留まっているようである。
スージーがいなくなってからの、サーモン家の崩壊しそうな様子や、そこから再生するまでの姿をスージーが見つめる中で、描いていく方がメインのようであった。
個人的にはもっとサスペンス要素のある作品かと思っていたので、そのあたりから言うと、ちょっと肩透かしのような感じはあったかな。
もちろん徐々にミスター・ハーヴィに近づいていく、マーク・ウォールバーグ演じる父親のジャックや妹のリンジーの姿が描かれ、クライマックス部分は多少なりとも緊迫感はあった。
犯人として判明してからの展開はちょっと物足りなかったかな。
でも、あの氷柱は、少しはスージーの気持ちが通じたのかな?
殺されたスージーのいる場所、天国かな? その映像はなかなか見応えのあるものだったな。
最新のVFXを使用して作られた映像ということだが、美しいものやら、迫力あるものやら、様々。
特にボトル・シップの巨大化した映像は迫力あったな。
スージーが殺されたと知った時の家族の反応は様々だったが、父親のジャックが犯人探しに執着する気持ちは判らないでもなかったな。
スージー役のシアーシャ・ローナンって「つぐない」で疑惑を呼んだ妹役でアカデミー助演女優賞にノミネートされた、あの子だったんだ。
今回は普通の女の子という感じの役柄で、イメージが違った。
しかし、彼女は可愛いな。先が楽しみな女優である。
サスペンスよりも、ヒューマン・ドラマに重点を置いたファンタジーで、ちょっと肩透かしをくらい、展開にまどろっこしさを感じなくもなかったが、映像の素晴らしさには目を惹かれた作品だった。
ファンタジーとしてはなかなか良かったかな。



監督:ピーター・ジャクソン
出演:マーク・ウォールバーグ、レイチェル・ワイズ、スーザン・サランドン、スタンリー・トゥッチ
シアーシャ・ローナン、マイケル・インペリオリ、ローズ・マクアイヴァー
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この記事へのコメント
この作品は、私も肩透かし感はあったのですが、
悪くない映画だと思いました。
シアーシャ・ローナンの今後も楽しみです。\(^0^)/
>いつも楽しみに拝読してます。(^^)
ありがとうございます。
そういう方がいてくれるとは、嬉しい限りです。
本作は確かに肩透かし感は否めませんが、作品全体の雰囲気は良かったです。
シアーシャ・ローナンは良かったですね。