09-348「ヴィサージュ VISAGE」(日本)

罪を吸い込み、罪を裁く 
 一見平凡な青年、狩矢俊光。しかし実は、勤める会社は極悪ブラック企業。カノジョは強力な霊感持ち。そして何より彼は“法で裁けぬ悪を討つ”仕事人一族狩矢家の跡取り息子だった!
 仕事人家業を嫌い、実家を飛び出していた俊光のもとに一本の連絡が入る。「親父が“仕事人返し”にかけられた、もう長くない」
 意を決して実家に帰った俊光に、大きな運命の波が待ち構えていた。(「作品資料」より)

VISAGE~ヴィサージュ~ - goo 映画

 ストーリーは仕事人である狩矢家とその元締め・京本家。そして死んだ友人・河村 英司を巡る狩矢家の長男・俊光の葛藤を描いており、内容としては結構アクション・サスペンス的な要素を持った作品である。

 しかし、意外と登場するキャラたちが一癖も二癖もあり、結構笑えるシーンもふんだんに取り入れている。

 特に仕事人である狩矢家の祖父・光邦と父親である剛健のキャラが面白かった。
 凄腕の仕事人という設定であるが、クールに見せかけて、どこか時代遅れ的な雰囲気もあり、笑わせてくれた。

 それと俊光の彼女である相沢はるかは普通のOLだが、霊感が強く、たまに亡くなった祖母と交信しているという設定。

 そんなわけで、サスペンス要素のストーリーの中で、必ずしも現実的な話ばかりが続くわけではないが、作品の雰囲気からそれも許される感じ。

 法で裁けぬ悪を退治するという設定とは微妙に外れている感じで、スッキリするという感じはあまり受けないかな。最後の方は、どちらかと言えば、ちょっと切ない話。

 仕事人という仕事が嫌で、家を出た俊光であるが、父親が余命いくばくも無いと知らされ、更に事件に英司が関わっているのでは? という疑いから仕事に携わっていく。

 家族を愛する気持ちと、仕事に対する嫌悪の狭間で揺れ動く心を描いているわけだが、これはよくあるテーマという感じかな。

 京本家の長女・麻耶とはるかとの間でも揺れ動く俊光であるが、この話の決着はよく考えられた感じかな。

 俊光が幼少の頃、英司とその姉の美砂の両親が殺される事件が発生するが、この事件もストーリー上重要なものとなっており、あとあとの話にうまく繋がっていく。

 一応アクション・シーンもそれなりに垣間見せているが、それがメインではない。
 ただ、狩矢剛健を演じた若林立夫は、アクション俳優として頑張っている人らしい。

 正直出てくる俳優たちは知らない人ばかりであったが、主演の狩矢俊光を演じた南秀治も見たことはないのだが、作品を観ている間中ずっと「ロボゲイシャ」「吸血少女対少女フランケン」に出ていた斎藤工に見えてしょうがなかった。

 サスペンス要素に笑いを交えて、なかなか楽しめる一作だった。そんなに期待した一本でもなかったというのも楽しめた要素かな。

+/5

監督:賀川貴之
出演:南秀治、磯貝龍虎、山口果歩、天正彩、水口健一、SATOMI、渡会久美子
    武智大輔、TAKAみちのく、若林立夫、早乙女じょうじ、谷口公一、須藤明美、横堀秀樹
於:シネマート六本木画像

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