09-304「空気人形」(日本)
あなたの心は満たされている?
川沿いの古びたアパート。ファミレスで働く冴えない中年男、秀雄が優しく語りかけている相手は、空気人形のラブドール。
ある朝、その空気人形が心を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、メイド服を着て外へ飛び出す空気人形。見るもの全てが美しく、驚きにあふれていた。
やがてレンタルビデオ店に辿り着き、店員の純一とめぐり会う。ひと目で恋に落ちた空気人形。以来、その店でアルバイトをするようになり、純一や店長から様々なことを学び吸収していく空気人形だったが。(「allcinema」より)
空気人形 - goo 映画
これまで是枝監督の作品は観たことがなかったし、本作も鑑賞するかどうかずっと悩んでいたが、人形が心を持つという設定は、ちょっと面白そうだったと、メイド服姿のペ・ドゥナが気になって、鑑賞することに。
それに人形ではないが、アンドロイドが心を持つという設定の作品で「エレクトロニックガール ELECTRONIC GIRL」を鑑賞したが、何となくこういう設定の作品は好きなので。
で、思いの外、結構いい作品だったという印象。
まあいわゆるダッチ・ワイフ、リアル・ドールが心を持って、街へと繰り出す。
そこで、レンタルビデオ屋の店員・純一に恋をして、同じ店で働き出す。
ペ・ドゥナ演じる空気人形が街へ出て、色々なものを見て、楽しみ、そして知りたがる。
観ている方は、人形だということが判っているが、劇中の人物はそれを知るはずもなく、人形であるが故に純粋な心で人に接するのだが、そこのあたりにちょっとしたユーモアなどが織り交ぜられている。
空気人形は、中身が空っぽ、空気で満たされて、ようやく人形らしくなる。
そして、ここに登場する人物たちも、どこか満たされぬ気持ちで、心が空っぽ。もしかすると空気人形と変わらぬのではないか、という風に描かれている。
富司純子演じる未亡人や、星野真里演じる引き篭もりの女性などは人形と絡むシーンは一切ないのだが、やっぱりどこか心が満たされていないという雰囲気である。
少々絡むことになる余貴美子演じるある会社の受付嬢などもそうなのだろうな。
誰かの息で満たされることを望んでいるのかもしれない。
人形が心を持ち始めたことを表す吐息の音や、風鈴の音など、結構音が作品の雰囲気を盛り上げている感じがする。
まあ突っ込みたくなるようなところも幾つかあるし、空気人形は、自分でも言っている〝性欲処理の代用品〟ということで、どことなくエッチな雰囲気もあるにはあるのだが、そこのあたりも度外視できるような優しい、ファンタジックな雰囲気に包まれた作品である。
日本映画で韓国人女優のペ・ドゥナが主演というのはどうなのだろう、と思っていたが、話し方などからよく雰囲気が伝わってきて、良かった。
この作品を観ていて思い出したのが、以前結構好きで、単行本まで探して買った「草迷宮」というコミック。
こちらは小さな日本人形が心を持って動き出すという話だったが、この作品のタッチも結構好きだったな。



+/5
監督:是枝裕和
出演:ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里、丸山智己
奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子、山中崇、ペ・ジョンミョン、桜井聖
於:渋谷シネマライズ
川沿いの古びたアパート。ファミレスで働く冴えない中年男、秀雄が優しく語りかけている相手は、空気人形のラブドール。
ある朝、その空気人形が心を持ってしまう。秀雄が仕事に出かけると、メイド服を着て外へ飛び出す空気人形。見るもの全てが美しく、驚きにあふれていた。
やがてレンタルビデオ店に辿り着き、店員の純一とめぐり会う。ひと目で恋に落ちた空気人形。以来、その店でアルバイトをするようになり、純一や店長から様々なことを学び吸収していく空気人形だったが。(「allcinema」より)
空気人形 - goo 映画
これまで是枝監督の作品は観たことがなかったし、本作も鑑賞するかどうかずっと悩んでいたが、人形が心を持つという設定は、ちょっと面白そうだったと、メイド服姿のペ・ドゥナが気になって、鑑賞することに。
それに人形ではないが、アンドロイドが心を持つという設定の作品で「エレクトロニックガール ELECTRONIC GIRL」を鑑賞したが、何となくこういう設定の作品は好きなので。
で、思いの外、結構いい作品だったという印象。
まあいわゆるダッチ・ワイフ、リアル・ドールが心を持って、街へと繰り出す。
そこで、レンタルビデオ屋の店員・純一に恋をして、同じ店で働き出す。
ペ・ドゥナ演じる空気人形が街へ出て、色々なものを見て、楽しみ、そして知りたがる。
観ている方は、人形だということが判っているが、劇中の人物はそれを知るはずもなく、人形であるが故に純粋な心で人に接するのだが、そこのあたりにちょっとしたユーモアなどが織り交ぜられている。
空気人形は、中身が空っぽ、空気で満たされて、ようやく人形らしくなる。
そして、ここに登場する人物たちも、どこか満たされぬ気持ちで、心が空っぽ。もしかすると空気人形と変わらぬのではないか、という風に描かれている。
富司純子演じる未亡人や、星野真里演じる引き篭もりの女性などは人形と絡むシーンは一切ないのだが、やっぱりどこか心が満たされていないという雰囲気である。
少々絡むことになる余貴美子演じるある会社の受付嬢などもそうなのだろうな。
誰かの息で満たされることを望んでいるのかもしれない。
人形が心を持ち始めたことを表す吐息の音や、風鈴の音など、結構音が作品の雰囲気を盛り上げている感じがする。
まあ突っ込みたくなるようなところも幾つかあるし、空気人形は、自分でも言っている〝性欲処理の代用品〟ということで、どことなくエッチな雰囲気もあるにはあるのだが、そこのあたりも度外視できるような優しい、ファンタジックな雰囲気に包まれた作品である。
日本映画で韓国人女優のペ・ドゥナが主演というのはどうなのだろう、と思っていたが、話し方などからよく雰囲気が伝わってきて、良かった。
この作品を観ていて思い出したのが、以前結構好きで、単行本まで探して買った「草迷宮」というコミック。
こちらは小さな日本人形が心を持って動き出すという話だったが、この作品のタッチも結構好きだったな。



+/5監督:是枝裕和
出演:ペ・ドゥナ、ARATA、板尾創路、高橋昌也、余貴美子、岩松了、星野真里、丸山智己
奈良木未羽、柄本佑、寺島進、オダギリジョー、富司純子、山中崇、ペ・ジョンミョン、桜井聖
於:渋谷シネマライズ
空気人形 O.S.T.
Human Highway Records
2009-09-25
world’s end girlfriend
ユーザレビュー:
”そのシーンの奥深く ...
本編で感じた余韻と残 ...
映画と共鳴する音楽今 ...

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ
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