09-288「悪夢のエレベーター」(日本)
そして誰もいなくなった
産気づいた妻からの連絡で自宅に急いでいた小川順は、エレベーターの急停止の際に気を失ってしまう。順が意識を取り戻した時、エレベーター内には他に、関西弁のヤクザ風男・安井、ジャージ姿の中年男・牧原、ゴスロリファッションの少女・カオルの3人が一緒に閉じ込められていた。
非常ボタンも反応せず、唯一の携帯電話も電池切れで、完全に外部との連絡の手段を絶たれてしまった4人だったが。(「allcinema」より)
悪夢のエレベーター - goo 映画
堀部圭亮第1回監督作品。
木下半太の「悪夢シリーズ」の第1弾の原作を映画化したもの。
てっきり予告や宣伝を観る限りは、ブラックだったにしてもコメディだと思っていた。
でも、出てくる人物などコミカルではあるが、必ずしもコメディとは言い難い作品だったな。
後半はあんな展開になるとは思わなかった。
エレベーターの4人の男女が閉じ込められて、それぞれが訳ありの感じで、更に話を進めていくうちに、空き巣のプロであったり、自殺志願のゴスロリ少女であったりすることが判明する。
一体何故彼らが、どのような状況にしてエレベーターに閉じ込められてしまったのか? これは結構興味惹かれる設定である。
話を進めていくうちに何となく誰かが仕掛けたもの、というのを感じ始めるのだが、今度は誰が? 何のため? ということになる。
何となくこの人物ではないか、というのは感じるのだが、後半になって、その設定の種明かしがされると、やっぱり違うのか、となってくる。
その後半は思いもよらぬ展開となって、登場人物も慌てふためくのだが、徐々にこの話の本当の仕掛けが判ってくるという設定になっている。
最後はどんでん返しを狙ったのかな?
でも、後半で何となく誰の仕掛けなのか見えてくるし、それがやっぱりエレベータ内での彼らの話に繋がっているのが判ってくる。
個人的には、一度疑った話が、やっぱり最後にハッキリしたという感じで、ちょっと驚きまではいかなかったな。
雰囲気からすると、結構グロい話のように感じてしまった。
よく考えられた話かもしれないが、そうすると疑問が一つあって、何故あの事務所を訪れたのかが疑問である。
仕事に携わっていたのを知っていたという設定だろうが、ちょっと腑に落ちなかったな。
サスペンスであるという前提で観た方がもうちょっと楽しめたかもしれないな。
でも、犯人は何となくすぐに判るような気もするが。


-/5
監督:堀部圭亮
出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工、本上まなみ、芦名星、大堀こういち、小西遼生、池田鉄洋
市川しんぺー、いけだしん、山本彩乃、長澤つぐみ、芦田昌太郎、宮下誠、いか八朗、堀井茶渡
於:シネ・リーブル池袋
産気づいた妻からの連絡で自宅に急いでいた小川順は、エレベーターの急停止の際に気を失ってしまう。順が意識を取り戻した時、エレベーター内には他に、関西弁のヤクザ風男・安井、ジャージ姿の中年男・牧原、ゴスロリファッションの少女・カオルの3人が一緒に閉じ込められていた。
非常ボタンも反応せず、唯一の携帯電話も電池切れで、完全に外部との連絡の手段を絶たれてしまった4人だったが。(「allcinema」より)
悪夢のエレベーター - goo 映画
堀部圭亮第1回監督作品。
木下半太の「悪夢シリーズ」の第1弾の原作を映画化したもの。
てっきり予告や宣伝を観る限りは、ブラックだったにしてもコメディだと思っていた。
でも、出てくる人物などコミカルではあるが、必ずしもコメディとは言い難い作品だったな。
後半はあんな展開になるとは思わなかった。
エレベーターの4人の男女が閉じ込められて、それぞれが訳ありの感じで、更に話を進めていくうちに、空き巣のプロであったり、自殺志願のゴスロリ少女であったりすることが判明する。
一体何故彼らが、どのような状況にしてエレベーターに閉じ込められてしまったのか? これは結構興味惹かれる設定である。
話を進めていくうちに何となく誰かが仕掛けたもの、というのを感じ始めるのだが、今度は誰が? 何のため? ということになる。
何となくこの人物ではないか、というのは感じるのだが、後半になって、その設定の種明かしがされると、やっぱり違うのか、となってくる。
その後半は思いもよらぬ展開となって、登場人物も慌てふためくのだが、徐々にこの話の本当の仕掛けが判ってくるという設定になっている。
最後はどんでん返しを狙ったのかな?
でも、後半で何となく誰の仕掛けなのか見えてくるし、それがやっぱりエレベータ内での彼らの話に繋がっているのが判ってくる。
個人的には、一度疑った話が、やっぱり最後にハッキリしたという感じで、ちょっと驚きまではいかなかったな。
雰囲気からすると、結構グロい話のように感じてしまった。
よく考えられた話かもしれないが、そうすると疑問が一つあって、何故あの事務所を訪れたのかが疑問である。
仕事に携わっていたのを知っていたという設定だろうが、ちょっと腑に落ちなかったな。
サスペンスであるという前提で観た方がもうちょっと楽しめたかもしれないな。
でも、犯人は何となくすぐに判るような気もするが。



監督:堀部圭亮
出演:内野聖陽、佐津川愛美、モト冬樹、斎藤工、本上まなみ、芦名星、大堀こういち、小西遼生、池田鉄洋
市川しんぺー、いけだしん、山本彩乃、長澤つぐみ、芦田昌太郎、宮下誠、いか八朗、堀井茶渡
於:シネ・リーブル池袋
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