09-202「サムライプリンセス 外道姫」(日本)

温もりを感じず、温もりを与えられぬ
 サムライの名を与えられた女は、復讐のために闘う機械人間“からくり”。からくりが発達し、人間に危害をなす事が増え、御上は「からくり禁止令」を発令させたが時すでに遅く、混沌とした世の中になっていた。
 そんな中、ある森で完全武装の野武士たちが旅芸人の女11人を惨殺。その光景を目の当たりにした僧侶・蓮情と天才科学者・狂楽は、成仏できない女たちの叫びを聞き、彼女たちに手を貸すことを決める。狂楽が体内に11種類の武器を内蔵した不死身の肉体を持ったからくりの女武者を造り、“黄泉の滝”で女たちの霊魂を呼び寄せ覚醒復活をさせた。からくりの女武者=外道姫の誕生である。
 蘇った11人の魂を持つ外道姫は、復讐を果たすため、野武士たちとの戦いを繰り広げる。しかしそこに待ち受けていたのは、人間の魂を持たない最強の憎しみの塊の機械の怪物だった。(「goo映画」より)

サムライプリンセス 外道姫 - goo 映画

 このところ戦う女性を主人公として、残酷な描写を取り入れたグロテスク・アクションが流行っているように思うが、本作もその一本。

 もちろん特殊造型、残酷効果を担当するのは西村喜廣である。

 冒頭、浪人っぽい男たちと、主人公である外道姫の対決シーンから始まる。外道姫の衣装もちょっと小洒落た着物風で、設定としては時代劇なのかな、という雰囲気。

 その後〝からくり討伐隊〟らしき存在も登場して、将軍とか幕府とか言っていたような気がするので、江戸時代ぐらいを設定にしているのかな、と思ったら、やがてその討伐隊の一員、三日月、満月とかいう女性が登場すると、一人が携帯電話を持っている。
 もう時代設定は関係ないということか。

 主演である外道姫もどうやら機械人間(からくり)のようで、戦っている間におっぱいもぎ取って、相手に投げつけたりしているので、時代劇云々でもないんだな、と再認識。

 そうなると、まあやっぱり映像とストーリーに興味がいくわけで。
 
 剣を一閃、腕や頭が吹っ飛び、のっけから残酷描写、スプラッタ満載である。ちょっと見慣れた感じはあるかな、という気はするが、さすがに頭を外して、脳味噌見せて、それを最終的に握りつぶしてしまうところは若干気持ち悪かったかな。

 その後も血にまみれた、斬りおとされた腕や、内臓などが山積みになっているシーンが多々登場する。

 人の体を切り刻んで、芸術などと称するいかれた男女・赤龍に胡蝶。そして死人の体から機械人間(からくり)を作り出す狂楽なる人物も登場して、残酷スプラッタ・シーンが続いていく。

 ストーリーは惨殺された女性たちのうち、一人が狂楽の手によってからくりとされ、更に惨殺された11人の女性たちの無念をも体内に入れ込む。
 そして仇である赤龍に胡蝶に対する復讐に挑むという復讐譚。

 途中、月光とかいう男も登場し、お互い復讐のために道行きとなる。

 残酷描写もさることながら、かなり突飛な映像も多くて、ちょっと遊び過ぎの感も無きにしも非ずだが、まああまり期待を大きくするような作品でもないだろう。

 外道姫を演じた希志あいのなる女性は初めて知ったが、人気グラビアアイドルらしい。しかし、ヌードになって大胆に濡れ場も披露している。

 残酷場面、スプラッタが苦手な人は最初からダメであるが、それなりに楽しめる作品ではあるかな。

/5

監督:梶研吾
出演:希志あいの、みひろ、水野大、片岡明日香、しいなまお、平瀬美紀
    白善哲、綾部武、唐橋充、島津健太郎、武富男夢、梶間広之
於:シアターN渋谷
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