CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 09-147「GOEMON」(日本)

<<   作成日時 : 2009/06/03 22:29   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 14 / コメント 2

絶景かな、絶景かな
 1582年。天下統一目前の織田信長が明智光秀の謀反に遭い本能寺にて非業の死を遂げた。その悲報を受け、信長の右腕・豊臣秀吉はすぐさま光秀を討ってとり主君の無念を晴らすとともに、自ら天下統一を果たし、ここに豊臣の治世が始まった。
 しかし、それなりの平安は訪れたものの、格差は広がり、庶民の困窮ぶりはひどくなるばかり。そんな時、彗星のごとく現われた天下の大泥棒・石川五右衛門。金持ちだけを狙って盗みを働き、貧しき者に分け与える義賊行為で一躍庶民のヒーローに。
 ある夜、五右衛門が紀伊国屋文左衛門の屋敷からたまたま盗み出した南蛮製の箱。やがて五右衛門は、石田三成が配下の霧隠才蔵を使い、その箱の行方を血眼に追っていることを知るのだが。(「allcinema」より)

GOEMON - goo 映画

 「CASSHERN」以来5年ぶりとなる紀里谷和明監督作品。
 「CASSHERN」が、映画とは何かを訴えるようなものでなければいけない、と凝り固まったような作品で、ちょっと退屈さを免れなかった作品という感じであっただけに、本作もどうなのかな、とちょっと心配ではあったが、前作よりは良かったのではないかな。

 信長、秀吉、家康の時代を虚実織り交ぜて作り上げた世界観は、時代劇ということではなく、どこか別世界のファンタジーのような雰囲気である。

 そこに2000カットともいわれるCGを取り入れているので、SFのような雰囲気も持ち合わせている感じ。

 そんな中のアクションは、「CASSHERN」と似たような感じではあったが、アクションの雰囲気だけでなく、ちゃんと直接戦うシーンまで撮っているので、安心した。
 
 もちろんそのアクションもCGを多用していて、スピード感はかなりあったのだが、どこかアニメ的な感じのする動きでもあったな。

 主役となるのが江口洋介演じる石川五右衛門で、天下の大泥棒にして、実は元は忍であるという設定。
 南禅寺の大門ではないが、「絶景かな、絶景かな」という台詞はあるし、秀吉の首を取ろうとする展開もあるし、そしてあの大釜による処刑シーンもある。

 なかなか話としてはうまく虚実を取り混ぜて作っているな、という印象ではある。
 ストーリー自体はもちろんオリジナルであるが、元忍ということもあり、霧隠才蔵や服部半蔵も絡んでくるので、名前だけを知っていて、そんなに歴史に通じていない身としては、結構面白かったな。

 でも、猿飛佐助の存在は必要だったのか微妙だな。

 役者陣はなかなか顔が揃っていて、申し分もなく、特に奥田瑛二が演じた豊臣秀吉が典型的に悪役という感じで、憎たらしさを醸し出していた。

 茶々役の広末涼子だけが、この顔ぶれの中でどうしても浮いた印象を感じてしょうがなかったな。これだけの顔ぶれの中では、もうちょっと違う役者の方が良かったな。

 前作ほどの退屈さを感じることもなかったし、真面目な時代劇として観るものでもないし、一種のエンターテインメントとして見るなら、楽しめたかな。
 でも、ちょっと長かったな。

 主題歌はさすがにあの人ではなかったようだ。

+/5

監督:紀里谷和明
出演:江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二、要潤
    玉山鉄二、チェ・ホンマン、佐藤江梨子、戸田恵梨香、鶴田真由、りょう、藤澤恵麻、佐田真由美、深澤嵐
    福田麻由子、蛭子能収、六平直政、小日向文世
於:新宿ピカデリー



GOEMON オリジナル サウンドトラック
楽天ブックス
アーティスト:松本晃彦(MATSUMOTO AKIHIKO)レーベル:(株)よしもとアール・アンド・


楽天市場 by ウェブリブログ



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(14件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
『GOEMON』
『CASSHERN』で映画監督デビューした紀里谷和明監督が懲りずに放す長編 第二作。監督だけでは物足りず、原案・脚本・プロデューサー・撮影監督・ 編集と何足のわらじを履くマルチぶり。戦国時代の日本を舞台に盗賊・石川五右衛門を主人公に大胆で斬新な解釈で 描く戦国時代.. ...続きを見る
だらだら無気力ブログ
2009/06/04 00:07
「GOEMON」プチレビュー
紀里谷監督の初監督作品だった「CASSHERN」で賛否を 渦巻いていたが、どうやら今回もネット上を賛否が 駆け巡っているようです。 ...続きを見る
気ままな映画生活
2009/06/04 00:31
映画「GOEMON」
千利休が登場、あのしゃべり方でNHKの世直しバラエティー番組&quot;カンゴロンゴ&quot;を連想、思わず四字熟語な生活のカン・ゴローはいつ現れるかと思った・・・ ...続きを見る
茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行...
2009/06/04 00:31
「GOEMON」映画感想
アチコチで試写会をやってたらしく、おこぼれに預かってみてきました。 「GOEMON」最近洋画の邦題もおかしなの多いですが ...続きを見る
Wilderlandwandar
2009/06/04 01:06
映画『GOEMON』(お薦め度★★)
監督・原案、紀里谷和明。プロデューサー、一瀬隆重、紀里谷和明。脚本、紀里谷和明、 ...続きを見る
erabu
2009/06/04 01:22
映画:GOEMON
 ちょっと前、テレビ朝日を見ていると、やたらと「GOEMON 5チャンネル」とうるさく、だいぶ洗脳されてしまいGOEMONを観てきました。 ...続きを見る
よしなしごと
2009/06/21 19:34
GOEMON ★★☆☆☆
五右衛門無双 <公式サイト> ...続きを見る
TRIVIAL JUNK Blog
2009/06/21 23:32
「GOEMON」 監督のスタイルが強く表れている
一般的にはあまり評判の宜しくない「CASSHERN」の紀里谷和明監督の最新作です ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2009/07/05 20:58
GOEMON(123作目)&BLEACH&怨み屋
GOEMONは劇場で鑑賞も結論は佐助が邪魔だったね ...続きを見る
別館ヒガシ日記
2009/07/22 14:44
GOEMON
脚本ゼミのお友達と作っている映画を観る会。 作品選びを任された彼の希望「おっぱいバレー」が 直前でこの作品に。 どちらにしろ、私のチョイスにはない作品なので 良かったです。 監督の紀里谷和明氏の前作の「CASSHERN 」は 私は結構良かったので、楽しみです。 ...続きを見る
映画、言いたい放題!
2009/07/28 13:15
「GOEMON」見事な映像美で全編絶景!
すごい!とにかくすごい!! こんなにすごくて、こんなに奇想天外、荒唐無稽でありながら、全てが練りに練って完全無欠な映画は、かつて観たことが無い。 広大なスケール、超越した映像美と、既成概念に捕らわれないストーリー展開は、それでも破綻することなく熱く心を打つのだった。 ...続きを見る
ノルウェー暮らし・イン・London
2009/10/24 08:16
「GOEMON」
なかなかエキサイティングでファンタスティック・・ ...続きを見る
心の栄養♪映画と英語のジョーク
2010/03/12 08:40
映画評「GOEMON」
☆☆(4点/10点満点中) 2009年日本映画 監督・紀里谷和明 ネタバレあり ...続きを見る
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館]
2010/06/24 14:07
『GOEMON』'09・日
あらすじ豊臣秀吉が天下を取った時代。超人的な身体能力を武器に金持ちから金品を盗み貧しき者に分け与える盗賊・石川五右衛門がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。そんな中、... ...続きを見る
虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...
2010/12/07 22:01

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
TB有難うございました。
時代考証や既成概念を取り除いた建築様式や
衣装に目が奪われるほど綺麗なシーンも多々ありましたが
戦闘シーンではゲームのCG映像?と思えるほどの
ギャップもありました。
ただ、邦画では珍しい映像手法なのでぜひ、次回作も
果敢にチャレンジしてほしいですね。
前作よりは脚本がよくなった思いますが…

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】〜と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
シムウナ
URL
2009/06/16 03:10
シムウナさん、コメントありがとうございます。
これはこれで一つの作風として確立してくるかもしれませんね。
またこういう作品を撮るんでしょうね。
前作よりはとっつきやすい作品でした。
CINECHAN
2009/06/19 00:35

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
09-147「GOEMON」(日本) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる