09-156「チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ」(インド)

俺の前世は蚊じゃない!
 中国のとある小村では、北条率いるギャング団の乱暴狼藉に苦しんでいた。村に伝わる伝説の英雄の生まれ変わりが村を救うと信じた村人は、生まれ変わりがいるというインドへ向かう。
 やがて村人は、デリーにあるチャンドニー・チョークという町で野菜切りの仕事をする英雄の生まれ変わり、シドゥを見つけ出す。村人から中国へ招待すると言われたシドゥは有頂天となり、心許ない通訳のハシ道士を伴い、本当の目的も知らぬまま中国へと旅立つのだが。(「allcinema」より)

チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ - goo 映画

 ハリウッドに次ぐ、巨大マーケットを持つというボリウッド製作のアクション・コメディ。

 本国インドでは、あの「スラムドッグ$ミリオネア」の8倍もの興収を上げたと言われる、本年最大のヒット作ということだが、残念ながら日本では2週間で上映終了のようである。

 自分のインド映画鑑賞も「DON ドン -過去を消された男-」以来。まあインドを舞台とした「スラムドッグ$ミリオネア」はつい最近の鑑賞であったが。

 インドの下町でくすぶっていたコックをしている男が、どういうわけか中国の英雄の生まれ変わりと間違われて、村を苦しめるギャングを倒すために、はるばるインドから中国まで連れてこられる。
 そんなことを知らないコック・シドゥは歓迎されることに有頂天であるが。

 ワーナー・ブラザーズが製作に携わり、インド映画ながら、香港カンフー・アクションの要素も取り入れた作品。

 インド映画らしく、途中には何度も歌と踊りを見せてくれるし、結構この歌のシーンが楽しみで鑑賞しているところもあるかな。

 本格的なカンフーも取り入れているのだが、結構コメディ的要素も満載で、かなりやり過ぎな感じも受けるが、エンターテインメントとして楽しめる一作である。

 ストーリーも、何も知らずに連れてこられたシドゥを中心に、幼い頃バラバラになった父と双子の妹を探しに中国へ来た美女・サキも交えて、なかなか面白い展開となっている。

 それにしても長い。インド映画は常に3時間ぐらいの長さがあって、途中休憩が入ったりしている。本作は2時間半ぐらいの長さで、途中休憩はなかったが、実際の映像にはしっかり〝intermission〟の文字が出ていたな。

 この途中休憩を挟んで、前半は笑い、後半から本格的なカンフー映画となっていく感じで、シドゥがカンフー修行をして、村人を苦しめる北条に挑むという展開になっていく。
 
 まるでスパイ道具のような、色々な小物も出てきて、突飛なシーンも少なからぬあるが、それもこの作品のらしい雰囲気で楽しめるかな。

 主演のシドゥを演じたアクシャイ・クマールは、今や「DON ドン -過去を消された男-」のシャー・ルク・カーンを抜いて、インドでは出演作の興収が№1のアクション俳優ということらしい。
 前半はかなりのヘタレ振りを見せていて、てっきりインドのコメディ俳優なのかな、と思っていたが、本格的にカンフー修行を始める後半は、人が変わったように精悍な容貌を湛えていたな。

 ヒロイン役という感じの、サキとミャオミャオの双子役であったディーピカー・パードゥコーンが、これまた美しい。その歌って踊る姿には見惚れてしまう。
 てっきり「ピンクパンサー2」にも出ている女優だと思っていたが、後で調べると違う人のようだった。顔がよく似ているんだな。インド美人の顔が似ているというのは、もしかして整形? 単に自分の好みの問題?

 カンフー・アクションということでゴードン・リュウやロジャー・ユアンという香港アクション・スターも共演。アクションに切れを見せている。

 村人を救いに来た男という設定はよくあるような展開であるが、これぞエンターテインメントという感じで見せるところは面白かった。
 ちょっと長いというのが瑕であるが。

 それにしても中国の村人を苦しめる男が北条とは。恐らく日本人という設定だろうな。一度も日本語は話さなかったが。

+/5

監督:ニキル・アドヴァーニー
出演:アクシャイ・クマール、ディーピカー・パードゥコーン、ミトゥン・チャクラバルティー
    ランヴィール・ショウリー、ゴードン・リュウ、ロジャー・ユアン、リュー・チャーフィ
於:新宿シネマスクエアとうきゅう
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2009-10-21

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