09-58「激情版 エリートヤンキー三郎」(日本)

大河内家最凶の血が暴れだす
 県内屈指の低偏差値を誇り、ヤンキーたちの巣窟と化している私立徳丸学園高校。そんな徳丸をあっさり制覇した極悪兄弟、大河内一郎、二郎だったが、校長の英断で退学処分に。ようやく学園に静寂が訪れたのも束の間、新学期を迎え、大河内家の末っ子、三郎が入学してくることになり生徒たちは戦々恐々。
 ところがそんな彼らの前に現われたのはごくごく真面目な好青年だった。三郎本人も普通の高校生活を夢見ていたものの、周囲はヤンキーのエリートとしか見てくれない。そしてついにタイマン勝負を挑まれ、皆が見守る中、恐怖のあまり失禁までしてしまう三郎だったが。(「allcinema」より)

激情版 エリートヤンキー三郎 - goo 映画

 最凶の極悪ヤンキーの二人の兄を持った気弱な男が、ヤンキーたちの巣窟の学校に入学し、苦難に巻き込まれるコメディ。
 元々はコミックスらしく、テレビ・ドラマにもなっていたらしいが、どちらも知らなかったな。〝激情〟と〝劇場〟をかけていることはわかったので、どちらかだろうとは思っていたが。

 それにしても本当に面白かった。まあ全編バカバカしい笑いと、展開であふれているのだが、見事にこれにはまってしまったな。正直弾け具合は「少年メリケンサック」よりも個人的には断然上だったな。

 兄二人は最凶のヤンキーだったが、三郎はごく普通の内気な高校生。しかし、兄二人のせいで、周囲からはヤンキーとしてしか見てもらえず、エリートヤンキーとして奉られる。
 ちょっとした巻き込まれ型の笑いだが、それだけに収まらず、三郎が股間をぬらした時、恐ろしいことが起こる。正に漫画の世界、あるいはヒーローものの感覚のような感じである。

 出てくるヤンキーたちも、彼らを捕らえようとする如月聖之もおバカ。更に極道モノには欠かせない竹内力や小沢仁志、小沢和義兄弟も、ちょっとおかしなキャラクターを演じている。小沢兄弟の共演は「太陽が弾ける日」以来だったが、全く正反対の役柄だったな。

 ヒロインである山本ひかる演じる如月春菜も正直可愛いとは言い難いが、ちょっとずれているような感じの女の子で、面白い。こうなると出てくる人物皆おバカ系。

 そんな中、内気すぎるシスターということで、いつも顔を隠しているシスターが登場するが、その声を聞くと、あの人かな、という気がする。聞けば聞くほどあの人としか思えないが、彼女がこんな作品に出演するのかな、と思わなくもなかったが、最後に顔を見せると、やっぱりあの人。どうも友情出演ということであった。ちょっとビックリ。

 高校を舞台にしたおバカなヤンキー映画ということで「魁!!クロマティ高校 THE★MOVIE」と似ているな、と思っていたら、監督は同じ山口雄大だったんだ。そうすると最初に登場した覆面の板尾創路は、「クロマティ高校」の中のキャラではないか。

 特殊メイク、特殊造型には「東京残酷警察」などの西村喜廣が担当しているが、もちろんグロ系というわけでなく、笑えるもので一杯だった。

 バカらしい話とキャラたちではあるが、そのバカらしさがたまらない作品である。

/5

監督:山口雄大
出演:石黒英雄、板倉俊之、橋本じゅん、山本ひかる、佐伯日菜子、池田鉄洋
    仲間由紀恵、小沢仁志、小沢和義、なだぎ武、竹内力
於:新宿バルト9


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • 激情版 エリートヤンキー三郎/石黒英雄

    Excerpt: 普通なら積極的に観に行くことはないタイプの映画なんですけど、知人がこれに出演すると言っていたので応援の意味もあって観に行きました。でも公開前にチネチッタのロビーで流していたメイキングビデオの感じだとお.. Weblog: カノンな日々 racked: 2009-03-14 17:42