287「むずかしい恋」(日本)

古代哲学者も解けない謎
 都会の片隅にひっそりと佇む一軒のBar〝NO-MU〟。元ダンサーのバーテンダー・南アキラがシェーカーを振りながら、常連客の恋の行方を見守っていた。
 最近マンネリ気味で、これからの将来に不安を感じているアカネは、働き盛りで、仕事一筋のトオルを呼び出し、待ち合わせ。
 プレイボーイの大介は、今夜こそ雅代を口説こうと〝NO-MU〟へ連れてくる。
 就職活動に行き詰まり、彼女にも振られたばかりの祐司。やけっぱちの彼の態度に居合わせたデリヘル嬢のマリが嫌悪感を抱き挑発する。
 そして何かを待つようにカウンターの端で本を読む静香。
 アキラもまた、彼自身もどかしい恋を抱えていた。

むずかしい恋 - goo 映画

 舞台が一軒のBarに限定され、ほとんどが会話と独白、そして微妙な間で綴られていくストーリー。
 一応3組のカップル+1組の話であるが、それこそ舞台のような感覚の作品である。薄暗いBarの照明に対し、一人スポット・ライトを浴びて独白するシーンは、舞台で使われるような手段かな。

 ただ、やはり舞台が限定され、それ程大きな展開もあるわけでなく、会話と間で繋いでいくというのは、よほど話している内容が面白かったりしないと引き込まれない。
 実際ここで交わされる彼らの会話、全てが面白いというわけでもない。逆に言えば、日常でもよくあるような会話なのかもしれない。うまく話せなかったり、つい黙ってしまったり。

 お洒落なBarが舞台だから、もっと小洒落た会話が聞けるのかと思ったが、少々期待外れ。その点でいくと、プレイ・ボーイの大介が話すことは、むず痒くなりそうな台詞だが、面白かったりする。

 カップルのこの夜の行き着く先については、アカネとトオルの話が一番良かったかな。この二人の恋のゆくえについては、結構共感できるものがあったかな。
 あとの二組については今ひとつはっきりしない感じがした。そして静香に関しては、このエピソードが必要なのか疑問なほどの扱いだったな。
 それとも大人の恋をいまだ理解出来ていないのか?

 100分ほどの作品であるが、それ以上に長く感じてしまった。あまり間を取らずに、どんどん会話で紡いでいった方が良かったかな。

 ぎこちない会話で進められる物語。やっぱり恋はむずかしいということか。

/5

監督:益子昌一
出演:水橋研二、璃乃亜、前田綾花、森岡龍、柳沢なな、載寧龍二、安藤サクラ、三浦誠己
於:シネマート六本木
むずかしい恋 [DVD]
エースデュース
2009-08-21

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