227「DON ドン -過去を消された男-」(インド)

ドンに敵対するヤツの致命的欠点、それはドンに敵対したことだ
 マレーシアを根城とする犯罪組織を仕切る男・ドン。彼を捕まえようとインド警察のデシルバ警視と国際警察機構のマリ部長は躍起になっていた。
 裏切りを許さないドンは手下のラメーシュを始末し、その婚約者で警察に協力したカーミニーも殺害する。ラメーシュの妹のロマは復讐を誓い、ドン一味に潜入する。
 ある時インドに麻薬取引に赴いたドンはデシルバに追われ、瀕死の重傷を負う。デシルバは密かにドンを病院に収容し、ドンそっくりの男・ヴィジャイをドンとして組織に潜入させる。しかし、ドンは結局死亡し、デシルバ警視もその後死亡。ヴィジャイはドンとして警察に追われることになる。

DON ドン -過去を消された男- - goo 映画

 こちらもシネマート六本木で開催されている特集上映「ボリウッド・ベスト」の中の一作。インド映画を取り上げ、インドでは人気なのかな? シャー・ルク・カーンという俳優が主人公の3作品を上映している。その中のサスペンス・アクションらしき一本を鑑賞。

 インド映画って初めて観る。10年ぐらい前に「踊るマハラジャ」がヒットして、一時ミュージカルのようなインド映画がこぞって上映されていた記憶があるが、一本も観なかった。そういうわけで初鑑賞なのだが、何と言うか、非常に盛り沢山な内容の娯楽エンターテインメントという感想。

 まず時間が長い。3作品とも3時間前後あるのだが、途中休憩がある。劇場側で決めたのではなく、ちゃんと製作側で途中休憩(intermission)が作ってあるのだが、この直前にある真実を明かし、これから山場を迎えるぞ、という雰囲気があり、何となくドラマの2時間スペシャルの前後編を観ている気分である。

 概ねのストーリーはドンの替え玉として潜入した男の話であるが、その替え玉が登場するまでが長い。不敵な犯罪者ドンという男の行動を延々描いており、警察の潜入者にしては、やたらと人を殺していくな、と首を捻っていたら、ようやくというぐらいに替え玉になる男ヴィジャイが登場する。
 そして人物相関も入り組んでいるが、びっくりするぐらい時間が経ってから新たな主要人物も登場する。まあそれでもその後の話の展開に絡んでおり、無駄な人物というわけではないだろう。

 そしてやっぱりと言うか、サスペンス・アクションにも関わらず、歌と踊りのシーンがあるのである。あの独特の歌と踊りでフル・コーラス見せてくれる。劇中4度ほど歌と踊りのシーンがあるが、これはなかなか見て楽しいものであった。

 カー・アクションから肉体アクションまで見せてくれ、更に歌と踊り、そしてサスペンス要素。これでもか、と話が込み入ってくる展開。初めて観たという新鮮さはあるが、なかなか満足感のある娯楽エンターテインメントである。

 途中ドンデン返しのような真実が明かされたりするが、最後の最後で大ドンデン返し。それまでの真実は少し頭の中で考えが浮かんだが、ラストの大ドンデン返しは全くの予想外だった。

 登場する女優陣も綺麗で良かったかな。

/5

監督:ファルハーン・アクタル
出演:シャー・ルク・カーン、プリヤンカー・チョープラー、アルジュン・ラームパール
    カリーナー・カプール、ボーマン・イーラーニー
於:シネマート六本木
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ジェネオン エンタテインメント
2008-11-21

ユーザレビュー:
ドンを捕まえるのは困 ...
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