237「弾突 DANTOTSU」(アメリカ)

沈黙を破るべき時
 マットはかつては優秀な刑事だったが、酒とシャンブルに溺れ、身を持ち崩し、妻にも見捨てられ、警察職も失っていた。多額の借金を背負うマットだったが、更に借金を負ったある日、謎の老人が現れ、マットの借金を全て肩代わりすると言う。その代償として、老人はマットにある仕事を行うよう命じる。それは街に巣食う悪人たちを秘密裏に処刑するというものだった。
 老人の配下にいる謎の男・ブルーの指示を受け、選択の余地のないマットは仕事を引き受けることにするのだが。

弾突 DANTOTSU - goo 映画

 不死身の男、スティーヴン・セガールの芸能生活20周年記念作。おそらく日本だけの呼称のような気もするが、「沈黙シリーズ」が終了した(ということになっている)セガールの最新作だが、基本的にはこれまでの作品と同じような雰囲気である。

 ただ今回は酒とギャンブルに溺れ、落ちぶれた元警官という役柄。多額の借金を抱えたセガール演じるマットの元に謎の男からのオファー。それは法で裁けぬ悪人を処刑するというもの。しかもこの謎の男が果たして何者なのかわからないので、マットの行うことが本当に正義なのかはわからない。セガールついに悪役か?

 それにしても、法で裁けぬ悪人を処刑するというと、表立たないようにこっそり始末するというイメージだが、マットは白昼堂々やってのける。しかも公衆も多い白昼のレストランで銃をぶっ放している。顔も隠していないので、絶対殺人犯として手配されると思うのだが、全く警察はそちらに動いていない。マットの友人で、今は娘の義理の父親であるスティーヴもマットを疑っているのかいないのか。
 クライマックスはそのスティーヴも巻き込んでの展開で、ここのあたりは判りやすくもあり、復讐というものが重なって、やっぱりいつものセガールだと認識する。

 アクションに関しては、ちょっと押さえ気味か、ここまでしかできないのか。体を使ったマーシャル・アーツもほとんど体を動かさず、腕だけで戦っている感じ。ガン・アクションも構えて撃っている姿は慣れたものだが、動きながらの銃撃はお世辞にも華麗とは言い難いな。

 何故か子供には愛され、美女にも愛され、落ちぶれた雰囲気のない元刑事役だったが、いつものセガール、セガールだからこそ楽しめる一作かもしれない。

/5

監督:ロエル・レイネ
出演:スティーヴン・セガール、ランス・ヘンリクセン、ブランチャード・ライアン、ポール・カルデロン
    レネー・エリス・ゴールズベリー、アーサー・J・ナスカレッラ、リディア・ジョーダン、アントニー・コローネ
於:銀座シネパトス
弾突 DANTOTSU [DVD]
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
2009-03-25

ユーザレビュー:
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