29「28週後...」(イギリス・スペイン)
人類の希望は、更なる破滅をもたらす
感染すると凶暴性を引き起こし、ほかの人間を襲うようになるレイジ・ウィルス。ドンは妻のアリスらと山荘にこもっていたが、子供を追って来たウィルス感染者たちに襲われ、アリスは感染者たちに囲まれてしまう。ドンはそんな妻を見捨て、命からがらボートで脱出する。
発生から28日後にはイギリスは崩壊。11週後にはアメリカ軍がイギリスへ上陸。18週後には、感染者たちは飢餓のため死に絶え、レイジ・ウィルスは根絶されたと宣言される。24週後、イギリス国民は都市の再構築を始める。そして28週後、ドンの二人の子供がロンドンへ戻ってくる。
しかし、レイジ・ウィルスは誰にも知られることなく、一人の体内に潜伏していた。
ダニー・ボイル監督作「28日後...」の続編。今回はダニー・ボイルは製作にあたっている。
続編と言えど、前作のキャストは登場せず、話も続きではない。時間的な設定は、前作と同じ時期ということかな。今回はレイジ・ウィルスが発生してから28日を越えて、28週後まで話が進んでいく。
なかなか面白い作品である。何が面白かったか? 序盤、田舎に隠れていたドンたちが感染者に襲われ、ドンが取った行動。再びウィルスが蔓延することとなった理由。ウィルス発生時の〝コード・レッド〟。
そしてラスト。これは子供たちが取らざるを得なかった行動と、その「28日後」。
基本的には、レイジ・ウィルスにより凶暴と化した感染者たちから、そして感染者及びその疑いのある者を抹殺しようとする軍から逃れようとする生存者たちの話で、後半は生き延びようとする彼らが描かれる。逃げるだけのストーリーではあるが、感染者たちが集団で襲ってこようとするシーンは、なかなか緊迫感もある。感染者はゾンビみたいなものだが、スピードはゾンビの比でないぐらい速い。そのため余計に緊張感が増す。
結構血飛沫も飛び散り、脳も吹っ飛んだりするシーンがある。ヘリコプターの翼で感染者たちをズタズタにするシーンはなかなか見応えあった。惜しむらくは、ちょっと映像がしっくりしていなかったことかな。
この人は生き延びるだろうな、と思っていた人物がいきなりやられたりして、誰が最後に生き残るのか、わからなかったのも最後まで興味を引かれた一因である。



/5
監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー
キャサリン・マコーマック、マッキントッシュ・マグルトン、イモージェン・プーツ、イドリス・エルバ
於:池袋HUMAX CINEMAS4
感染すると凶暴性を引き起こし、ほかの人間を襲うようになるレイジ・ウィルス。ドンは妻のアリスらと山荘にこもっていたが、子供を追って来たウィルス感染者たちに襲われ、アリスは感染者たちに囲まれてしまう。ドンはそんな妻を見捨て、命からがらボートで脱出する。
発生から28日後にはイギリスは崩壊。11週後にはアメリカ軍がイギリスへ上陸。18週後には、感染者たちは飢餓のため死に絶え、レイジ・ウィルスは根絶されたと宣言される。24週後、イギリス国民は都市の再構築を始める。そして28週後、ドンの二人の子供がロンドンへ戻ってくる。
しかし、レイジ・ウィルスは誰にも知られることなく、一人の体内に潜伏していた。
ダニー・ボイル監督作「28日後...」の続編。今回はダニー・ボイルは製作にあたっている。
続編と言えど、前作のキャストは登場せず、話も続きではない。時間的な設定は、前作と同じ時期ということかな。今回はレイジ・ウィルスが発生してから28日を越えて、28週後まで話が進んでいく。
なかなか面白い作品である。何が面白かったか? 序盤、田舎に隠れていたドンたちが感染者に襲われ、ドンが取った行動。再びウィルスが蔓延することとなった理由。ウィルス発生時の〝コード・レッド〟。
そしてラスト。これは子供たちが取らざるを得なかった行動と、その「28日後」。
基本的には、レイジ・ウィルスにより凶暴と化した感染者たちから、そして感染者及びその疑いのある者を抹殺しようとする軍から逃れようとする生存者たちの話で、後半は生き延びようとする彼らが描かれる。逃げるだけのストーリーではあるが、感染者たちが集団で襲ってこようとするシーンは、なかなか緊迫感もある。感染者はゾンビみたいなものだが、スピードはゾンビの比でないぐらい速い。そのため余計に緊張感が増す。
結構血飛沫も飛び散り、脳も吹っ飛んだりするシーンがある。ヘリコプターの翼で感染者たちをズタズタにするシーンはなかなか見応えあった。惜しむらくは、ちょっと映像がしっくりしていなかったことかな。
この人は生き延びるだろうな、と思っていた人物がいきなりやられたりして、誰が最後に生き残るのか、わからなかったのも最後まで興味を引かれた一因である。




監督:ファン・カルロス・フレスナディージョ
出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー
キャサリン・マコーマック、マッキントッシュ・マグルトン、イモージェン・プーツ、イドリス・エルバ
於:池袋HUMAX CINEMAS4
28週後...(特別編) [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-12-05
ユーザレビュー:
自己犠牲ストーリーは ...
正気ですか?発想は有 ...
B級のゾンビ映画28 ...

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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-12-05
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この記事へのコメント
こちらは、「UK-Japan2008」公式WEBサイトの運営を行うUK-JAPAN2008WEBサイト運営事務局です。
英国大使館およびブリティッシュ・カウンシルでは2008年に「芸術・科学・クリエイティブ。新しいUKを体感できる一年、UK-Japan2008」を開催いたします。
http://www.ukjapan2008.jp/
このたび、CINECHANさんのブログを拝見させていただき、
よろしければ、「UK-Japan2008」にサポーターとして参加いただきたいと考えております。
ご興味を持っていただけましたら、以下までご連絡ください。
詳細をご説明させていただきます。
UK-JAPAN2008WEBサイト運営事務局
blog@ukjapan2008.jp
#こちらのブログにふさわしくないようでしたら、お手数ですが削除をお願い致します。
いやー、これ面白かったです!!
実は、最近仕事を転職したのですが、ずっと研修続きで。
これ、配属一日目に見に行きました。グッタリしている最中に見たのですが、面白くて面白くて・・・。
すっかり生き返りましたよ!ゾンビのごとく。って、それは生きてないか~♪
私は、たぶん、かなり満点に近い得点になるんじゃないかと(笑)
いやー、面白かったです。文句ナシ!
また新しいことをするのは大変でしょう。
疲れると思います(苦)。
この作品、そんなに期待してなかったと言っては悪いけど、
結構面白かったですね。
展開とか、感染者たちの恐怖、そして生き残った(?)人間たちの行動。
高評価しているのは珍しいかな? と思ってたけど、同じく高評価の人いて良かった(笑)。
せっかく免疫者がいるにも関わらず、その存在が感染拡大の一因になっているというのも皮肉な部分でしたよねえ・・・。子供らの愚かな行動と、奇跡の再会を果たした夫婦愛の果てに、あの悲劇ですからねえ・・・この物語は救いようがなく絶望的ですわ(苦)。次回作はダニー・ボイルが監督に戻って、ロシアが舞台になるそうな(笑)。ってことはヨーロッパ大陸は全滅ってことですね(涙)
皮肉な展開と、愚かとも思える行為。
そういうものも相俟って、なかなか面白い一作でした。
次回作は決まったんですか?
>ロシアが舞台になるそうな(笑)。ってことはヨーロッパ大陸は全滅ってことですね(涙)
「28ヵ月後...」がそういうことで、「28年後...」は
全世界ということかな?
あんなに生きの良いゾンビ初めてでしたから…
28シリーズもやはり節々、ロメロに影響されているシーンが合ったと思います。
>私は、ドーンオブザデッドの方が、衝撃でした!
これって、リメイク版の方ですか?
でも、疾走するゾンビというのは、やっぱり印象的でした。
いずれにしてもゾンビ映画は多かれ少なかれ、ロメロの影響は受けているでしょうね。