331「光の六つのしるし」(アメリカ)

七男の七男坊、探すもの
 13歳のウィル・スタントンはアメリカからイギリス、バッキンガムシャーの田舎町へ家族と共にやって来た。ごく普通の少年だったが、彼が14歳の誕生日を迎えた日、町の老嬢ミス・グレイソーンと執事のメリマンから思いもかけぬ話を聞かされる。彼らは、古より闇の勢力に対し、人間を守り続けてきた使者〝古老〟であり、ウィルこそが待ち望まれた最後の〝古老〟〝しるしを探すもの〟であると言う。勢力を増してきた闇の力に対し、光の力を完璧にするために必要な〝六つのしるし〟を探し出すのがウィルなのだと。
 闇の黒騎士がウィルに近づく中、ウィルは自分の運命を受け入れ、その六つのしるしを見つけるために、時空を越えるのだった。

 このところ、ファンタジー作品が多く作られており、本作もその流れに乗って作られたようだ。原作は有名な作家が書き上げたものらしいが、他のファンタジーと比べると、やや見劣りする感が無きにしも非ずである。

 極普通の少年が、特別の運命を担っていることを知らされ、それを受け入れていく、というのはよくある話である。主人公ウィルは、ある理由があって屋根裏部屋で過ごすことになるが、それもよくある展開。でもほとんどそこに意味はなかったな。昔の写真を見つけるぐらい?

 光と闇の対決というのも、何かよく聞く話。これって宗教的な要素の強い話なのかな? 2008年2月に続編「デイ・ウォッチ」公開の「ナイト・ウォッチ」も光と闇の戦争の話だし。
 壮大な話のようであるが、何故か舞台はイギリスの田舎町だけで展開。それにそれぞれのキャラの特徴も今ひとつはっきりしていなかったな。

 細かい部分で、諸々物足りない部分はあるが、まあウィルが六つのしるしを探す過程は、なかなか面白かった。基本的には決まったストーリー展開ではあるのだが。
 途中違う意味でドキドキしてしまった。しるしが六つもあるというのはちょっと多くて、もしかしたら三つぐらい見つけたところで終了、後は続編に、なんてことになるのでは? と心配していたが、一応完結してくれたので良かった。

 それにしても〝六つのしるしを探すもの〟が何故〝七男の七男坊〟なんだろう? 〝六男の六男坊〟にすれば納得しやすかったかも。

/5

監督:デヴィッド・L・カニンガム
出演:アレクサンダー・ルドウィッグ、イアン・マクシェーン、フランシス・コンロイ
    クリストファー・エクルストン、グレゴリー・スミス、アメリア・ワーナー
    ジェームズ・コスモ、ジム・ピドック
於:有楽町スバル座
ザ・シーカー 光の六つのしるし [DVD]
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
2008-08-02

ユーザレビュー:
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この記事へのコメント

2008年01月13日 23:02
こちらにも♪

>六つのしるしを探すもの〟が何故〝七男の七男坊〟なんだろう?
本当ですよね~(笑)
でも私、「もーどっちでもいいよ」なんて思って、ツッコミを入れるのを忘れていました(+_+)
タイムワープもワープもしちゃう、というのが何より自分には、冒険ものとしてちょっと、と思いました。
最後の3つはサクサク見つかってよかったですけど。
感動はなかったですね・・・。
2008年01月14日 23:38
とらねこさん、コメントありがとうございます。
>最後の3つはサクサク見つかってよかったですけど。
途中で終わるのではないかとヒヤヒヤしましたよ(笑)。
まあ、突っ込みどころも多い作品でした。
舞台もこんなに狭い範囲でいいのか?

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