301「ヒッチャー」(アメリカ)
こう言えばいいんだ、「死・に・た・い」
大学生のカップル、グレースとジムは、グレースの友人たちの待つニューメキシコへとドライブで向かった。その途中深夜雨の中、車が故障し、路上で立ち尽くす一人の男を見かけるが、二人は車に乗せずに置き去りにしてしまう。
グレースとジムがドライブ・インで休憩中に、ジョン・ライダーと名乗るその男がやって来て、近くのモーテルまで同乗させてくれることを頼まれる。置き去りにしたことに後ろ暗さを感じたジムは同乗を許すが、グレースはどこかジョン・ライダーに不穏な雰囲気を感じる。
そして3人が乗る車の中、ジョン・ライダーは突然ジムとグレースに襲い掛かるのだった。
1986年に公開された同名作品を、あの 「トランスフォーマー」 のマイケル・ベイがリメイク権を獲得、製作に携わった本作。
オリジナルは、これまた傑作と謳われているらしいが、未見。
大学生カップルがドライブ中、理由もわからず殺人鬼に狙われるアクション・スリラー。ちょっと設定は、これまた傑作と言われている 「激突」 に似ているかな。
それにしても、このジョン・ライダーという男は一体何者だったんだ? もちろんサイコパス的な殺人鬼ではあるのだが、何故彼はジムとグレースを狙い続けたのか? 最初は車の故障で助けを求めたのに置き去りにされた怨みかと思ったが、話が進んでいくとそうでもなさそう。なぜなら、二人以外にも次々と人を殺しまくるから。
いわれなき恐怖に加えて、ジムとグレースが殺人容疑者として警察にも追われることとなる設定はなかなか面白かった。おまけに殺人鬼ジョン・ライダーを演じたショーン・ビーンは、表面上は冷静ながら、内から滲むキレた男を体現していた。
ジョン・ライダーが何者で、殺人の理由が今ひとつはっきりしなかったことと、ラストの展開はちょっと現実的ではないような気もする。


/5
監督:デイヴ・メイヤーズ
出演:ショーン・ビーン、ソフィア・ブッシュ、ザカリー・ナイトン、ニール・マクドノー
於:銀座シネパトス
大学生のカップル、グレースとジムは、グレースの友人たちの待つニューメキシコへとドライブで向かった。その途中深夜雨の中、車が故障し、路上で立ち尽くす一人の男を見かけるが、二人は車に乗せずに置き去りにしてしまう。
グレースとジムがドライブ・インで休憩中に、ジョン・ライダーと名乗るその男がやって来て、近くのモーテルまで同乗させてくれることを頼まれる。置き去りにしたことに後ろ暗さを感じたジムは同乗を許すが、グレースはどこかジョン・ライダーに不穏な雰囲気を感じる。
そして3人が乗る車の中、ジョン・ライダーは突然ジムとグレースに襲い掛かるのだった。
1986年に公開された同名作品を、あの 「トランスフォーマー」 のマイケル・ベイがリメイク権を獲得、製作に携わった本作。
オリジナルは、これまた傑作と謳われているらしいが、未見。
大学生カップルがドライブ中、理由もわからず殺人鬼に狙われるアクション・スリラー。ちょっと設定は、これまた傑作と言われている 「激突」 に似ているかな。
それにしても、このジョン・ライダーという男は一体何者だったんだ? もちろんサイコパス的な殺人鬼ではあるのだが、何故彼はジムとグレースを狙い続けたのか? 最初は車の故障で助けを求めたのに置き去りにされた怨みかと思ったが、話が進んでいくとそうでもなさそう。なぜなら、二人以外にも次々と人を殺しまくるから。
いわれなき恐怖に加えて、ジムとグレースが殺人容疑者として警察にも追われることとなる設定はなかなか面白かった。おまけに殺人鬼ジョン・ライダーを演じたショーン・ビーンは、表面上は冷静ながら、内から滲むキレた男を体現していた。
ジョン・ライダーが何者で、殺人の理由が今ひとつはっきりしなかったことと、ラストの展開はちょっと現実的ではないような気もする。



監督:デイヴ・メイヤーズ
出演:ショーン・ビーン、ソフィア・ブッシュ、ザカリー・ナイトン、ニール・マクドノー
於:銀座シネパトス
この記事へのコメント
作成日時と鑑賞日はイコールでせうか?
私は27日の最終回に観ました。
レディース・デイは避けるかな・・・
オリジナルのルトガー・ハウアーとはまた違った存在感ですが。
ショーン・ビーンの不気味さで引っ張っていた感がありましたね。
てな感じで、機会があったらオリジナルもご覧になってみてくださいませ。
え~と、残念ながら鑑賞は初日でした。
レディース・デイは混むので、避ける方向ですが、この作品はそうでもなかったのでは?
オリジナルは未見だったので、比べることはできませんが、基本的にはショーン・ビーンでもっていた作品という感じでしたね。
初日鑑賞だったんですか!随分と早いですね^^;
そして、初日がどれだけ混んでいたのか、気になります!いかがでしたか?
この殺人者自身が死にたいと望んでいて、その自分を止めるために最後のあの引き裂きがあるという設定なのでしょうね。
オリジナルと違うのは、オリジナルでは寸止め描写になっていたのを、この作品ではその瞬間も描いた、ってとこでしょうか。
今の時代性を考えると、この作品の残虐性というのは大したものではないように思えるんでしょうね。当時は、これが新しかったと言われたのかもしれませんが。
初日はそれなりに入っていたかなぁ。でもセガールよりは少なかったかも。
あの引き裂きのシーンは一瞬でしたが、しっかりと見せてくれてましたね。確かにこの描写も今ではそんなに衝撃的ではないかもしれませんが、オリジナル当時なら、結構驚きだったかも。
あの時はジョン・ライダーも本当に死にたかったんでしょうね。ただ人物の背景描写が希薄で、そこのところわかり辛かったかな。