こういう運命だった

248「ディテクティヴ」(アメリカ)
 ニューオーリンズ、潜入麻薬捜査官ストウは麻薬組織の黒幕であるキャラハンを追っていたが、あと少しのところで逃してしまう。麻薬に溺れ、人情のかけらもない彼は、犠牲者までも出した失態で攻められる。そして何もかもうまくいかない彼に、妻ヴァレリーは妊娠を告げるが、いい加減で仕事一筋の彼に他の男の子供であると告げ、彼女を愛するマークの元へ去ってしまう。
 家庭も刑事としての自身も崩壊しつつあるストウはキャラハンを追うことに執着する。しかし、そんな彼にキャラハンは罠を仕掛ける。そして銃口がストウに突きつけられ・・・

 ある雑誌にウェズリー・スナイプスを「アリエナイ四天王の一人」と書いていた。おそらく残りの三人のうち二人はスティーブン・セガールとジャン=クロード・ヴァン・ダムであろう。あと一人は誰だ?

 その「アリエナイ四天王」の一人ジャン=クロード・ヴァン・ダムのノワール・アクション。予告でも今回のヴァン・ダムは〝悪〟であると言っている。その悪が悪と戦う作品だと。
 確かにヴァン・ダム演じるストウは娼婦に「黙っていてやるから、タダでやらせろ」と言って、やったり、麻薬中毒であったり、仲間の警官を密告したり、といかにも悪そうな感じを見せているが、実際はちゃんと悪人であるキャラハンを追って、捜査している刑事である。一匹狼的なところもあり、ややちょい悪刑事というところだろうか。

 そんなわけで、結局は悪を装う正義の男が悪人を追いかけるという話である。
 悪役であるキャラハンは元刑事で、ストウの相棒であったが、何故今や悪人となってしまったのか、ストウがキャラハンに執着する理由が詳しく語られないので、ただストーリーの流れを追うだけの感じがある。
 愛する者を殺された復讐などの設定もないので、やや入り込み難いかな。

 チラシなどでも書かれているので言ってしまうと、ストウは途中で銃弾を顎の下から撃たれ、脳内に銃弾を食らってしまい、昏睡状態となる。6ヵ月後に奇跡的な目覚めをするのだが、ここのあたりで、やや「アリエナイ」と思ってしまうか。
 昏睡状態から覚めたストウは、すっかり善人なって、キャラハンを追っていくのだが、もう少し何かしら、感情移入しやすいものがあれば、良かったな。
 見せ場は途中のガン・アクションであろう。

 ところで、麻薬中毒であったストウだが、6ヶ月も昏睡状態になれば、すっかり中毒って治るのだろうか?

/5

監督:サイモン・フェローズ
出演:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、スティーヴン・レイ、セリーナ・ジリス
    マーク・ダイモンド、ウィリアム・アッシュ、スティーヴン・ロード、ウェス・ロビンソン
於:銀座シネパトス

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    Excerpt: ジャン=クロード・ヴァン・ダムが再び日本のスクリーンに帰ってきた。05年に公開さ Weblog: 大発狂!マッドシネマ-映画天国- racked: 2007-11-25 02:30