135「メイド 冥土」(シンガポール)

地獄の門が開かれた
 旧暦7月。中国人、特に道教信者の間では、その一ヶ月冥土の門が開き、死者が生者の間をさまよい、怨みを晴らす機会を狙っていると信じられている。信心深い人々は霊に出逢わぬよう夜間の外出を控え、街のいたるところで金紙を燃やし、霊を弔う儀式を行っている。
 シンガポールの中国人一家にメイドとして雇われたフィリピン人ローラは、知らず知らずのうちに、その因習を破っていた。そして彼女に様々な霊の姿が見え始める。
 やがて一家の息子で、脳障害のあるラスーンは、ローラをエスターと呼び始める。彼女の周囲で次々と現れるエスター・サントスという名前と霊たち。ローラは次々と襲い掛かる悪夢を振り払うことができるのか?

 シンガポールで大ヒットを記録したホラー。シンガポール作品だが、製作陣は香港、台湾、フィリピンなどのアジア各国からなるもののようである。

 フィリピン人のメイドが中国の因習を知らず知らずのうちに破り、やがて彼女の前に霊たちが姿を現し、彼女を恐怖に陥れるというストーリー。

 霊は特別ローラになんらかの感情を抱いているわけではない。ローラには見えてしまう。それは突然タンスの中や洗濯物の隙間、あるいは道端でも。いきなり現れるから驚かされてしまう。見えてしまうという点では「the EYE アイ」に似ている。プロデュースが同じ人なので似ているのかも。

 霊は貞子や伽耶子のようには動かない。身体を動かさずスーッと移動する。それがまた恐怖心を煽る。

 やがてストーリーは、エスター・サントスという名前と痛ましい事件へと結びついていく。このあたりもタイ、韓国などのアジアン・ホラーと一緒で、どこか悲しい真相が浮かび上がってくる。
 ラストは衝撃の真実と結末。ありがちだけれども、なかなか面白い作品であった。

 シンガポール映画ではあるが、出演者はフィリピン人女優にあとは中国人俳優ばかり。シンガポール俳優は出ていたのかな?

/5

監督:ケルヴィン・トン
出演:アレッサンドラ・ロッシ、チェン・シュウチェン、ホン・フイファン、ベニー・ソウ
於:シアターN渋谷
メイド 冥土 スペシャル・エディション [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
2007-08-24

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ストーリーは面白い  ...
伝統的中華ホラーシン ...
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