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zoom RSS 249「カポーティ」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2006/11/20 01:40   >>

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本当は助けようとは思ってなかった・・
 1959年11月、カンザス州の田舎町で起きた一家4人惨殺の記事に目を留めた作家トルーマン・カポーティ。彼はその事件について書きたいと、友人のネル・ハーパー・リーと共にカンザスへ出かける。彼は、そこで殺人犯として逮捕された二人組みの一人、ペリー・スミスに惹かれていく。彼にはどこか自分と同じ、孤独で傷つきやすい心を持っていると感じ取る。取材を通して心を通わせていくカポーティとスミス。しかし、スミスは肝心の殺害時のこととその理由は語らない。更に二人の死刑執行は延期され、執筆も停滞する。ペリーが死刑にならなければ、小説は完成しない。しかし、ペリーの死を怖れながら、切望もするカポーティ。彼は深い苦悩に苛まれる。

 トルーマン・カポーティと言えば、「ティファニーで朝食を」と本作の題材にもなった「冷血」。それ以外はよく知らない。本作でアカデミー主演男優賞を獲得したフィリップ・シーモア・ホフマン。彼の話し方、立ち居振る舞いはカポーティそっくりだと言われている。
 また、彼がゲイであったということは知らなかった。本作でもはっきりとは語られていないが、それとなく匂わせるシーンはいくつもある。
 これらのことを知っていれば、もう少し楽しめる作品になったかもしれない。

 人気作家となり、セレブとして光り輝いていたカポーティ。当時のパーティの様子からもその様を窺うことが出来る。彼が小説を書けなくなった理由、その間の苦悩が描かれているようだが、そこがもう一つ深く描ききれていないように感じる。
 小説を完成させるためにペリーの死を望むというのはわかるが、ペリーに惹かれていく様はそんなに深く描かれてなかったのでは。
 またペリーという人間も今ひとつわかりづらい感じがした。本当に孤独で傷つきやすい人間なのか? それとも・・・?

 もう少しカポーティとペリーとの関わりを描けば、もう少しその心情が見えてきたかもしれない。淡々とした感じがあり、ことの成り行きに注目はさせられるものの、感情までは入りきれない作品だった。

/5

監督:ベネット・ミラー
出演:フィリップ・シーモア・ホフマン、キャサリン・キーナー、クリス・クーパー
    ブルース・グリーンウッド、クリフトン・コリンズJr.、マーク・ペレグリノ
於:日比谷シャンテ・シネ

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは〜☆
>彼がゲイであったということは知らなかった。本作でもはっきりとは語られていないが、それとなく匂わせるシーンはいくつもある
そうなんですよね。
あとですね、ちょっと物足りなかったのが、予告で使われていたカポーティが仮面をつけて社交界でパーティをしている、などの映像が、本編でカットされていたんですよね。
カポーティの知名度が、そこまで浸透しているわけでない日本においては、少し不親切な映画だったと思いますね^^;
とらねこ
URL
2006/11/21 19:04
こんにちわ!TB&コメントありがとうございました。

ぐああ!評価が付いてる!
これ、これ・・・スライム?何?この青い小粒みたいなのは(苦笑)。
前、睦月からCINECHANさんに「星取りしてよお!」って頼んだことあったでしょ?・・・もしかしてその願いをきいてくれたの?ウッヒャ!

さてこの作品・・・。
あらゆる描写や人物背景などが、あいまいなものが多くて・・・イマイチ入り込めないというか移入できずじまいになってしまうのも否めなかったですね。
ただただホフマンの演技に圧倒されてしまったという感じがするんだけど(苦笑)。

この映画の影響で冷血を買いましたが・・・いまだ読破できてません・・。
睦月
2006/11/21 19:36
こんばんわ。
TB&あったかコメントをどうもありがとうございました。
評価のマーク、とても可愛らしいですね。《ぴちょんくん》みたい。(知ってるかしら)
この作品は、淡々としていましたよね。何か、作品がどうとか言うよりも、カポーティという人物が掴みどころのない人なのかなぁ という印象を受けました。それ程にホフマンさんのパフォーマンスに説得力があったとでも言いましょうか。ちょっと贔屓目なコメントですが(笑)。
私も、原作を読み始めました。まだ3分の1も進んでいないのですが、これがまた、なかなか入り込めなくて(汗)。面白くなっていくのかしら〜、ちょっと不安もあります。
映画を見て原作も読めば、少しは印象も変わるかもしれないなーなんて。
隣の評論家
URL
2006/11/21 20:24
CINECHANさん、こんばんわ。
「冷血」とはカポーティその人のこと。というのが一番の感想ですね。
自らの「冷血」な部分に気づき、苦悩した。ペリーでも恋人でもなく、常に自分自身に目が向いていたのでは?と思えてなりません。
そういう風に自然に解釈し納得した私って、自分にも「冷血」な部分があるからかも知れませんね。
HIROMIC WORLD
URL
2006/11/21 23:58
とらねこさん、コメントありがとうございます。
やっぱり日本人とアメリカ人のカポーティへの認識の違いってあるんですかね? 確かに説明不足のような、不親切な感じでした。
>カポーティが仮面をつけて社交界でパーティをしている、などの映像が、本編でカットされていたんですよね。
そんな予告シーンありましったけ? でももう少しセレブのパーティ・シーンなんか見てみたかったです。
CINECHAN
2006/11/22 23:48
睦月さん、いらっしゃいませ〜
おおう、気が付いてもらえましたか。
確かにオフ会の時に言われたので、どうしようかなぁ、とずっと思ってたんですが、先日絵文字が使えるようになったので、思い切って採点表入れることにしました。(笑)

ホフマンの演技には圧倒されましたが、やっぱり、今ひとつ描写が浅い、という感じがしましたぁ・・

そうですかぁ。「冷血」読んでるんですね。私は手を触れようとは思いません。多分読破できないだろうから(苦笑)。
CINECHAN
2006/11/22 23:53
隣の評論家さん、コメントありがとうございます。腰は大丈夫ですかぁ?

え〜と、採点表のマークは・・よくわかりませんが、「ビッグローブ君」らしいです。??? 言われれば「ぴちょんくん」に似ているような・・

カポーティのような人が身近にいたら、やっぱり付き合いは難しいかなぁ? ただ、この作品ではどうも彼の心情が今ひとつわからず、途中からいきなり悩みだしたという印象がありました。もしかすると、それまでの彼は「冷血」だったのかもしれませんが。
CINECHAN
2006/11/23 00:03
HIROMIC WORLDさん、コメントありがとうございます。
実は隣の評論家さんへのコメントを書いていて、思ったんですが、やっぱり「冷血」ってカポーティのことかもしれない、と思いました。
そこはHIROMIC WORLDさんの言われたことも、そうかもしれない、と感じました。それ故彼の感情も分かりづらかったのかと・・うむ。自分で納得してしまいました。私も冷血?(笑)
CINECHAN
2006/11/23 00:08

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