49「HAZE ヘイズ」(日本)

圧迫感、閉塞感、痛みを味わう
 ある日男が目を覚ますと、そこは身動きもできないコンクリートの密室。なぜここにいるのか? ここに来る前はどこにいたのか? 全く思い出せない男。男はこの密室から脱出しようと試みるのだが・・。

 50分ほどの作品で、あまりストーリーを書くことも出来ない。シチュエーション・サスペンスとでも言うのかな? 不可解な状況に追い込まれた男が奮闘する。「CUBE」や「SAW」と似たようなものか。個人的にはもう少しストーリーを描きこんで、長くしてもらった方が良かったな。オチも一応あるわけだが、まあそんなものかな。ただそれで密室から何とか脱出して、生き延びようとする主人公の姿が、更に感じられるのでは?

 それよりもこの作品映像が凝っていた。身動きできない閉塞感がよく表れていた。観ているほうも息が詰まりそうになる。そして音。特に配水管を咥えた歯がこする音。これが痛々しい。映像も痛々しいものが随所に現れる。痛かった。

 塚本作品は「双生児」ぐらいしか観たことがない。そんな私のこの作品の感想でした。

監督:塚本晋也
出演:塚本晋也、藤井かほり、村瀬貴洋、神高貴宏、辻岡正人、さいとう真央
於:渋谷ライズX
ヘイズ/HAZE-Original Long Version [DVD]
ハピネット
2006-09-29

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この記事へのコメント

睦月
2006年03月12日 13:59
こんにちわ!TB&コメントありがとうございます!
また週末にかけて、どっと疲れが・・・。泥のように眠りこけてしまいました・・。すみません、お返事遅れて・・。
私も、あの歯のこすれる音・・・しんどかったですねえ。ホントに自然と顔が歪んじゃいました・・・。ヴィジュアル的に気持ち悪い描写ってあまりなかった気がしますが、人間が潜在的に恐怖を感じるものが随所に散りばめられていて、もう生理的に耐えられない世界観でしたわ・・・。
CINECHAN
2006年03月13日 00:58
睦月さん、コメントありがとさんです。
本当に生理的に辛い描写が多かったですね。映画で顔を歪めるシーンって、私そんなにないんですが、あの歯のこすれる音は辛かった・・・
それにやっぱり閉塞感も感じましたよ。絶対目の前に壁って人間辛いですよ。
2007年02月21日 18:58
こんばんは!
塚本監督は、実際に世間で言われているような、カリスマ的な監督だとは思いますが、あたしはその部分が、合わないんですよねぇ、、、映画見て、哲学的に、考えたくないんです。だからこの映画は、「大霊界」とは正反対の映画として、おもしろかったと思っています。
CINECHAN
2007年02月22日 01:10
猫姫少佐現品限り殿、コメントありがとうございます。
やっぱり塚本監督はカリスマ的なんですか。確かに特異な作品を撮っているような気はします。
「大霊界」観てないんですよねぇ・・・
どういう風に受け取ればいいか・・・

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