43「刺青 SI-SEI」(日本)

美しき背に女郎蜘蛛
 谷崎潤一郎原作のフェティシズムを追求した作品。
 伝説の彫り物師彫精を超えることを目指す、元絵画修復師の精像。彼は彫り物に完璧に合う最高のカンバス・背中を持つ美妙と出会う。精像は美妙を誘拐監禁してその背に刺青を彫らせることを迫る。美妙は大学院で江戸時代の錦絵の研究しており、逆に最高の彫り物を彫ることを精像に要求する。

 「美・無惨」という死を扱った絵画の展示会。中央には残酷な姿を晒すマネキンたち。妖しげな空間に響くハイヒール。赤と緑で映し出される映像。
 妖しげな雰囲気は醸し出している作品であるが、全体的には消化不良。谷崎作品を現代に置き換え、精像が美妙を拉致するのが潜水艦の中と呼ばれる金属的な部屋。現代的な部屋で交わされる言葉が現代的には感じず、違和感が生じてしまう。そして途中、恐らく小説だろうと思われる朗読が入るのだが、それも何となくミス・マッチ。
 演出に少々難があるように感じてしまう。小説の雰囲気を残そうとし過ぎたのかも。

 この作品三度目の映画化らしく、二作目は1984年製作で、主演は伊藤咲子。懐かしい。「ひまわり娘」は今いずこ?

監督:佐藤寿保
出演:吉井怜、弓削智久 朗読:下元史朗
於:テアトル池袋
刺青 SI-SEI [DVD]
アートポート
2006-03-24

ユーザレビュー:
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    Excerpt: CINECHANの映画感想様、刺青SI-SEIのトラックバックありがとうございました。フィルムナビでは、さまざまな映画のクチコミ情報を集めています。映画の感想などをブログに書かれた時には、ぜひまたトラ.. Weblog: フィルムナビ〔film-navi〕 racked: 2006-03-04 09:59
  • 刺青 SI-SEI(2005/日本/監督:佐藤寿保)

    Excerpt: 【テアトル池袋】来栖精像(弓削智久)は、芸術作品として後世に伝えられる刺青を残したいと考えていた。ある日、彼は大学院で錦絵の研究に携わる女性・雨宮美妙(吉井怜)と出会う。精像は美妙を誘拐監禁して刺青を.. Weblog: のら猫の日記 racked: 2006-03-07 21:11