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zoom RSS 17-073「ザ・シェフ 悪魔のレシピ」(イギリス)

<<   作成日時 : 2017/05/06 02:00   >>

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人間に対する責任を取っている
 ロンドン郊外のサウス・コースト。そこは、酒とセックスに溺れた若者たちが夜な夜な暴れまくる荒廃した街。有名起業家がオープンさせたナイトクラブが登場し、若者たちの言動に一層拍車を掛けていた。
 そんな街の一角にあるケバブ屋は、彼らのたまり場と化している。病気がちな父と息子のサラールが店を切り盛りしているが、店内で客同士の大乱闘が発生しても警察が駆けつけるのは3時間後。移民であるサラールは、そんな苦痛の日々を懸命に生きていくしかなかった。
 だがある夜、酔った客に絡まれた父が暴行を受けて死んでしまう。怒りを押し殺すことしか出来なかったサラールだったが、遂に復讐という名の行動を開始。
 悪魔と化した男は包丁を片手に狂気を爆発させ、クレイジーな若者たちをひとり、またひとりと殺しては遺体をミンチにしケバブにしていくのだった。(「KINENOTE」より)


 「スウィーニー・トッド」にインスパイアされた作品だとチラシには謳われているが、描かれている内容はだいぶ違ったな。

 人を殺しては、その死体をミンチにし、ケバブとして客に提供する男、サラールの話ではあるが、人肉ケバブを食べさせることに主体を置いているわけではなく、彼が受ける苦痛と怒りに焦点を当てているような内容になっていた。


 パキスタンからの移民であるサラールは、父親が経営するケバブ店を手伝っていたが、場所はロンドン郊外のサウス・コースト。
 ナイトクラブが開店したその場所では、夜な夜な若者たちが集まり、大騒ぎを繰り広げている。

 店の中で暴れたり、酔って絡んできたりする者ばかり。

 そんな中、酔った客に絡まれた父親が暴行され殺されてしまう。

 激しい憤りを感じていたサラールは、ある日店内でもめた客を殺してしまい、その遺体をミンチにしてケバブにしてまう。
 それ以降、理不尽な振る舞いをする客たちを殺してはケバブにしていく。


 移民であるという立場の苦しさ、そして傍若無人な振る舞いの若者たちに対する憤り。
 それがサラールを凶行に走らせていく。

 実際人肉ケバブだと思われるものをハッキリと食させるシーンは1回だけだったように思われる。

 物語が進むにつれ、自らの行為を悔い始め、毎夜の乱痴気騒ぎを生み出した張本人に対する制裁を考えるサラールの姿が描かれる。


 サラールの凶行自体も興味深く、それがばれるのかも気になるところであったが、話はそういう方向には向かっていかない。
 それでも、果たしてどのような結末となっていくのか気になる展開ではあった。

 ラストはスッキリすると共に、ちょっと物悲しい雰囲気で終わったな。


 予想していたような、人肉食を前面に押し出すような話ではなかったが、移民であるサラールの苦痛と憤りが描かれ、興味深い作品だった。

/5

監督:ダン・プリングル
出演:ジアド・アバザ、スコット・ウィリアムズ、ダーレン・モーフィット、クリスティン・アザートン、リース・ノイ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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