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zoom RSS 16-253「二重生活」(日本)

<<   作成日時 : 2016/12/06 01:14   >>

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尾行とは他人の人生、情熱に自分を重ねること
 大学院で哲学を学ぶ白石珠は、修士論文の題材がなかなか決められず頭を悩ませていた。
 担当教授の篠原に相談したところ、“哲学的尾行”の実践を勧められる。それは、無作為に選んだ赤の他人を理由もなく尾行し、その生活や行動を詳細に観察することで人間の実存について考察していくという試み。唯一のルールは対象者と接触してはならないというもの。
 やがて戸惑いつつも、たまたま見かけた隣人の石坂を対象に選び、尾行を開始する珠。立派な一軒家に妻子と暮らし、理想的な家庭人に思われた石坂だったが、次第に彼の秘密の顔が明らかになっていく。
 同棲中の恋人・卓也にも打ち明けられないまま、尾行という禁断の行為にすっかりのめり込んでいく珠だったが。(「allcinema」より)


 修士論文の題材として、見知らぬ人物を尾行して、その行動を観察し、人間についての考察を実践することを教授に勧められる大学院生の白石珠。

 やがて彼女のアパートの近くに住む理想的な家族の父親である石坂を対象として尾行を開始する。

 石坂を尾行していくうちに、彼の生活の裏に隠されたものが明らかになっていき、珠は尾行することにのめり込んでいき、やがて自らの生活も危うくしてしまう。


 見知らぬ他人を尾行するという展開自体も興味深かったが、尾行対象である石坂の行動と、それによって引き起こされる事件の顛末が非常に興味深い。

 尾行対象である石坂の家庭も崩壊の危機を迎えるのだが、尾行をしていた珠も、一緒に暮らしていた恋人、卓也との関係に歪が生じてくる。

 更に珠に尾行を勧めた教授の日常生活もどこか怪しいものがあり、そちらの展開も気になるところであった。

 この教授が珠に、いわゆる哲学的尾行≠勧める理由が、純粋に論文のためなのか、図りかねるところもあったな。

 他人を尾行するという設定で、そこで起こる出来事が、どこかドキュメンタリーっぽい感じも見せて、緊迫感を上げている。


 珠が、石坂に尾行のことがバレて、その感想を尋ねられた時に、面白かったです≠ニ言うのも何となく判るような気がするな。
 ある意味、他人の生活を覗き見しているようなものである。


 もっと重苦しい雰囲気の話かと思っていたが、結構ミステリアスで事件性もあり、哲学的な要素もあるようではあるが、非常に興味深く、面白い作品だった。

/5

監督:岸善幸
出演:門脇麦、長谷川博己、菅田将暉、河井青葉、篠原ゆき子
    西田尚美、烏丸せつこ、リリー・フランキー、宇野祥平、岸井ゆきの
於:池袋シネマ・ロサ

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二重生活
大学で哲学を学ぶ女子学生・珠は、ゲームデザイナーの恋人・卓也と同棲中。 修士論文のテーマ設定に悩んでいた彼女は、担当教授・篠原から、無作為に選んだ一人の対象を追いかけて、その人物の生活や行動を記録する「哲学的尾行」を勧められる。 近所の一軒家に妻子と暮らす編集者・石坂を対象と定めた珠は、彼の尾行にのめり込んでいく…。 サスペンス。 ...続きを見る
象のロケット
2016/12/10 17:22

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