CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 16-106「64 ロクヨン 前編」(日本)

<<   作成日時 : 2016/05/21 15:10   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 3 / コメント 0

昭和の7日間に取り残された人を救ってやってくれ
 わずか7日間でその幕を閉じた昭和64年。その間に管内で発生した少女誘拐殺人事件。いまも未解決のその事件を県警内部では“ロクヨン”と呼んでいた。
 刑事部で長く活躍しロクヨンの捜査にも関わったベテラン刑事の三上義信。私生活では高校生の娘が家出失踪中という大きな問題に直面していた彼だったが、この春から警務部の広報室に異動となり、戸惑いつつも広報室の改革に意欲を見せていた。
 折しも県警ではロクヨンの時効まで1年と迫る中、警察庁長官の視察が計画される。そこで、長官と被害者の父親・雨宮芳男との面会を調整するよう命じられた三上だったが、なかなか雨宮の了承を得られず困惑する。
 そんな中、ある交通事故での匿名発表が記者クラブの猛烈な反発を招き、長官の視察が実現できるかも不透明な状況に陥ってしまう。
 自らもなかなか捜査情報を得られず、県警と記者クラブの板挟みで窮地立たされた上、刑事部と警務部、あるいは本庁と県警それぞれの思惑が複雑に絡み合った対立の渦にも巻き込まれていく三上は、それでも懸命に事態の収拾に奔走するのだったが。(「allcinema」より)


 「クライマーズ・ハイ」「臨場 劇場版」の横山秀夫の原作を映画化したサスペンス・ドラマ。
 「前編」「後編」の2部作となっており、本作はその前編。

 7日間で終わった昭和64年に発生したロクヨン≠ニ呼ばれる少女誘拐殺人事件。

 その14年後、時効まであと1年と迫った時を舞台に、当時事件を担当しており、今は広報官となった三上の葛藤と奔走、そしてその周囲の人物の心情を描いている。


 この前編にあたる中では、三上が遺族を訪問したことをきっかけに、当時事件に関わっていた人物に隠されていた事実が明らかになったりするが、基本的にはロクヨン再捜査などという展開にはなっていない。

 露わになっていく警務部と刑事部の対立。
 それに巻き込まれ翻弄され、更に記者クラブとの対立に頭を悩まし、正に四面楚歌状態となる三上の苦悩をメインに描いている感じである。

 そんな三上の苦境が描かれた前編であるが、記者クラブとの対立、小競り合いなど、なかなか緊迫した展開にはなる。

 いわゆるキャリア組が中心となっている警務部と、たたき上げの多い刑事部の思惑、対立の構造も面白い。

 そして、ロクヨン捜査に携わり、少なからず心に傷を負った者たちの苦悩と現在の様子。

 
 ある事件の加害者匿名発表によって対立、警察庁長官のロクヨン遺族訪問取材ボイコットをぶち上げる記者クラブに対する三上の決断がクライマックスとなる。


 サスペンス、ミステリーというよりはドラマ性の強い、展開、結末であったが、それでも結構惹き込まれる内容であり、感動的でもあった。


 ロクヨン事件自体の真相の行方はどうなるのか、と思っていたが、最後に新たな展開が起こり、ことは後編へと続いていくようである。

/5

監督:瀬々敬久
出演:佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、窪田正孝、坂口健太郎、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二
    仲村トオル、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、筒井道隆、鶴田真由、赤井英和、菅田俊、金井勇太
於:TOHOシネマズ日劇

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 4
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(3件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
64 ロクヨン 前編
平成14年。 「ロクヨン」と呼ばれる、昭和最後の年・昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件は、間もなく時効を迎えようとしていた。 かつて「ロクヨン」の捜査にもあたった県警の刑事・三上義信は、異動で広報室の広報官となる。 就任早々、訳あって交通事故の加害者を匿名で発表したため、広報室は県警記者クラブからの突き上げにあってしまう…。 ミステリー前編。 ...続きを見る
象のロケット
2016/05/27 06:50
「64-ロクヨン-前編」 報道の役割とは
例によって原作は未読ですが、横山秀夫さん原作の作品らしく骨太のドラマとなっていま ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2016/07/17 15:31
64-ロクヨン-前編/64-ロクヨン-後編
【概略】 かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。 サスペンス ...続きを見る
いやいやえん
2016/12/18 20:46

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
16-106「64 ロクヨン 前編」(日本) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる