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zoom RSS 15-226「コングレス未来学会議」(イスラエル・ドイツ・ポーランド・ルクセンブルク・フランス)

<<   作成日時 : 2015/11/14 14:50   >>

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4匹のコオロギがポーカーをしている
 2014年、ハリウッド。そこでは、生身の俳優を全身スキャンしてデジタルデータ化することで、本人不在のまま自由自在に映画を作ることが可能となり、新たなビジネスモデルとして確立しつつあった。
 そんな中、40歳を過ぎた落ち目の女優ロビン・ライトのもとに、大手映画会社ミラマウント社から、デジタルデータ化に関する契約依頼が舞い込む。それは、巨額のギャラと引き換えに、ミラマウントが映画女優としての“ロビン・ライト”独占所有権を獲得する一方、ロビン本人は、今後一切の女優活動が禁じられるというもの。
 最初は一蹴したものの、仕事が激減する中、難病の息子を養育していくために、やむなく20年契約にサインするロビン。以後、若々しさを保ったロビンのCGキャラクターは、数々の娯楽映画に出演し、人気を博していく。
 20年後、60代の名もなき老女となったロビンは、契約更新を求めるミラマウントに招かれ、とある会議が開かれる会場へと向かっていた。(「allcinema」より)


 スタニスワフ・レムのSF小説「泰平ヨンの未来学会議」を原作とし、「戦場でワルツを」のアリ・フォルマン監督が製作した作品。

 このあたりのことは観た後に知ったことだったので、本作がアニメだとは知らなかったな。


 序盤は実写映像で、40歳を過ぎた、シングル・マザーの女優、ロビン・ライトが映画会社からデジタル女優のオファーを受ける話が展開される。

 齢を重ねた女優が、その美しさをデジタル・データ化し、その後も様々な作品に出演していくという話である。

 突飛な話ではあるが、あり得そうな話でもあり、また女優という仕事における葛藤を描き出していて、映画をよく観ている身としては、興味深い話でもある。

 話の中では女優だけでなく、キアヌ・リーブスも契約しているというようなことを言っており、男優にも当てはまることなのかな。


 中盤からは、ロビン・ライトがデジタル契約をした20年後の世界が描かれ、映画会社に招かれた彼女が、ある会議へとやって来る。

 ある薬を嗅ぐと、アニメーションの世界へと入っていくことができ、そこから映像はアニメへと変わっていく。

 CGアニメではなく、二次元で描かれた映像であるが、かなりカラフルでポップな映像。

 アニメーターは、かつて「ポパイ」などを手がけた人らしく、今敏監督の「パプリカ」などにも影響を受けたということらしいが、個人的には手塚治虫製作の「千夜一夜物語」を思い出すところもあったな。


 そのアニメで描かれる世界はかなり混沌としたもので、自分が望めばどんな姿にもなれるという世界。

 ある意味、逃避的な世界でもあるが、最後に明かされる現実の世界との対比が激しかったな。


 アニメーションの映像は惹き込まれるものがあったが、話自体は結構難解だった。


 様々なものが退廃していく社会の中で、二次元の世界へと逃避、心酔していく人々の愚かさを表したものだったのかな。


 リアルな実写映像の展開から、荒唐無稽とも言えるアニメの世界へと移っていく展開は興味深く、面白かったが、少々内容は難解。
 強烈な皮肉を表しているような感じはしたが、まあ、この世界観を楽しむだけでもいいのかもしれないな。

/5

監督:アリ・フォルマン
出演:ロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ジョン・ハム、ポール・ジアマッティ、コディ・スミット=マクフィー
    ダニー・ヒューストン、サミ・ゲイル、マイケル・スタール=デヴィッド、フランシス・フィッシャー
於:新宿シネマカリテ
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