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zoom RSS 15-208「マーシュランド」(スペイン)

<<   作成日時 : 2015/10/25 01:02   >>

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死者がそばで待ち受けている
 独裁政治の爪あとが残る1980年スペイン・アンダルシア地方。湿地帯の小さな田舎町で祭りの夜、二人の少女が行方不明となり、ほどなくして惨殺死体で発見される。彼女たちには強姦され、凄惨な拷問を受けた痕が残されていた。
 マドリードから左遷されてきた若く血気盛んな刑事ペドロとベテランのフアンが、事件の捜査を担当。やがて二人は、過去にも同様の少女失踪事件が起こっていることを突き止める。
 だが捜査を進めていくうちに貧困や差別、汚職、小児性愛、麻薬密売などが複雑に絡み合い、小さな町にはびこる幾多の悪意が刑事たちの行く手を阻もうとするのだった。
 そんな中また一人、少女が姿を消す。ペドロとフアンは少女の命を救い、事件の全貌を暴くことができるのか。(「KINENOTE」より)


 スペイン・アカデミー賞で17部門にノミネートされ、10部門で受賞したというサスペンス・ミステリー。

 スペイン、アンダルシア地方の湿地帯の田舎町で、二人の少女が失踪する事件が発生し、それを捜査する二人の刑事の姿を描いた作品。

 少女の失踪事件にあたるのは、ペドロとフアンという刑事であるが、二人は首都マドリードから左遷されてきている。

 そんな二人が少女失踪を捜査するという話で、湿地帯の町という設定からか、全体的にどんよりとした雰囲気があったな。

 早々に二人の少女は惨殺死体で発見され、失踪ではなく、殺人事件へと発展する。
 更に、過去にも似たような少女失踪事件があったことが判明し、ペドロとフアンは捜査を進めていく。

 二人が町の人々に話を聞いていくうちに、町に隠されていたものが明らかになっていくのだが、なかなか事件の真相に行き当たらるような感じではない。

 事件に関わっているのではないかという者を突き止めていくが、それでは彼らがどのような役割を果たしているのか、それもちょっと判り辛かったな。

 ラストに犯人が明らかになり、ペドロとフアンは対決することになるのだが、何故犯人が犯行に及んだのか、動機などスッキリした感じではなかった。

 二人の刑事は、地道に捜査を行い、腕利きという感じでもなく、監視していたはずの若者に裏をかかれたり、フアンが襲われ、気絶させらたりする。

 途中、フアンが血尿が出て、気絶したりするので、命を賭けた捜査かと思ったが、病気についての言及などはその後結局無かったな。

 呪術師みたいな女性がフアンに、死に関する言葉を発するので、てっきり病気のことかと思ったら、それは最後に明らかにされる真実に繋がっていたんだな。


 1980年が舞台で、独裁政権の影響が残り、労働者の運動も盛んになっているというのが、意味があったのかもしれないな。
 少女失踪事件から明かされていく事柄や、二人の刑事の捜査など、興味深い話で、雰囲気もなかなか良かったが、やや判り辛いところのある作品だった。


 印象に残ったのは、オープニングや途中で映し出される真上からのカット。
 湿地帯や川が流れている地を映し出しているのだが、まるで作り物にも見えるような、美しいカットだった。

/5

監督:アルベルト・ロドリゲス
出演:ラウール・アレバロ、ハビエル・グティエレス、アントニオ・デ・ラ・トレ、メルセデス・レオン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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