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zoom RSS 15-116「チャイルド44 森に消えた子供たち」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2015/07/26 01:14   >>

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楽園に殺人などあり得ない
 1953年、スターリン政権下のソ連。
 ある夜、国家保安省(MGB)のエリート捜査官レオは、変死体となって発見された戦友の息子の亡骸と対面する。事件性は明白だったが、上司は“理想国家のソ連にこのような犯罪は存在しない”との理由で事故死として処理するよう命じる。
 疑念が拭えない中、今度は最愛の妻ライーサにあらぬスパイの容疑がかけられ、レオに妻を告発するよう圧力がかかる。これを拒否したため、レオは地方の警察署に飛ばされてしまう。するとそこで、再び少年が被害者の猟奇殺人事件に出くわす。
 犯人を野放しにするわけにはいかないと、署長のネステロフに協力を仰ぐレオだったが。(「allcinema」より)


 戦後、スターリン独裁政権下で起こった子供たちの連続殺人。
 国家保安省(MGB)のエリート捜査官であったレオが、この事件の真相究明と犯人捜しに乗り出すのだが、そのためMGBより狙われる破目になるサスペンス・ミステリー。


 正に独裁政権の恐怖政治という感じの国家。
 西側のスパイや裏切者を捕まえていたレオであるが、ある時スパイとして、妻であるライーサの名が挙がり、告発するように命じられるが、それを拒否したレオは、地方の民警へと左遷されてしまう。

 そこで子供の遺体が発見され、その様子が、モスクワで親友の子供が死んだ時と同じであることを知ったレオは、連続殺人だと感じ、犯人捜しに乗り出すのだが、それをMGBが許そうとせず、レオは連続殺人犯を追いながら
、自らも追われる身となってしまう。


 当時のソ連という国の怖さというものを感じさせる作品であったが、まずMGBに裏切者と目を付けられてしまうと、もう逃れることはできないということ。
 これは何となく予想される社会であったが、もう一つ驚いたのは、理想の国家であるソ連では殺人は起こり得ない、とするもの。

 息子が殺されたと思しき死体で発見された友人に対し、声高に殺人を主張しないように説き伏せるレオ。
 
 しかし、MGBは見せしめやスパイとして処刑は行っているのだが。


 妻のスパイ疑惑から、地方の民警に左遷されるレオは、子供の死体を見て、連続殺人犯だと確信し、犯人を追うのだが、それによってMGBから追われる身となってしまう。


 物語は、レオが子供の連続殺人犯を追うことと、MGBにレオが追われるという二重の展開となっている。

 スパイの疑惑をかけられた妻が、果たして信頼できる人物なのかという疑念と中で、レオとライーサは行動を共にして、犯人捜しを行っていく。

 
 レオがMGBから命を狙われるまでに至るという理由が今ひとつ判り難いところがあり、また真犯人の動機、犯行の様子がハッキリと描かれなかったところなどもあるが、展開としては緊迫感があり、惹き込まれる内容であった。

 
 スターリンの政策は、地方の飢饉などから多くの孤児を生み出しており、実はレオも孤児で、その後戦争の英雄となり、MGBのエリー捜査官となった経緯がある。
 この孤児というのも本作の一つのキーになっているような感じだったな。

 
 原作本はロシアで発禁本となり、もちろん映画も上映禁止になったらしい。
 なかなか重厚な作品で、惹き込まれる展開の作品だった。


 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のトム・ハーディや「プロメテウス」のノオミ・ラパス。そしてゲイリー・オールドマンやヴァンサン・カッセルなど、出演陣も豪華。

 レオの友人を演じていたのは「特捜部Q 檻の中の女」のファレス・ファレスだったな。

/5

監督:ダニエル・エスピノーサ
出演:トム・ハーディ、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパス、ジョエル・キナマン、パディ・コンシダイン
    ジェイソン・クラーク、ヴァンサン・カッセル、グザヴィエ・アトキンズ、マーク・ルイス・ジョーンズ
於:TOHOシネマズみゆき座

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チャイルド44 森に消えた子供たち
楽園だから殺人はあり得ないとか、本当にそんな事本気で信じてたのかな? ...続きを見る
だらだら無気力ブログ!
2015/07/26 12:11

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