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zoom RSS 15-099「特捜部Q 檻の中の女」(デンマーク)

<<   作成日時 : 2015/07/09 00:27   >>

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頑固でなければ、君じゃなくなる
 殺人課の敏腕刑事カール・マークはある事件で部下を失い、自身も重傷を負う。復職後、新部署・特捜部Qへ転属を命じられたカールは、終わったと判断された捜査報告書の整理が主な仕事となる。
 しかし、その中に、5年前に話題となった美人議員ミレーデ・ルンゴー失踪事件の捜査ファイルもあった。ミレーデは弟との船旅の最中に行方不明となり、その後も何も発見されず、“船上からの投身自殺”と結論づけられていた。
 カールはその捜査結果に改めて違和感を持ち、助手のアサドとともに調査を始める。
 すると次々と新事実が明らかになり、ミレーデは自殺ではなく事件に巻き込まれたという確信が導かれる。(「KINENOTE」より)


 原作シリーズが書店に並んでいるのは、何度も目にしていたが、読んだことはなし。
 そのシリーズ1作目を映画化したのが本作。


 先走った捜査によって、仲間の一人を失い、もう一人も寝たきりになってしまった刑事のカール。
 自らも重傷を負って、その後復職するが、新たに創設された特捜部Q≠ヨと転属させられる。そこは未解決事件の捜査資料の整理をするのみの、窓際部署。

 助手であるアサドと二人だけの部署であったが、資料の中に女性議員ミレーデの失踪事件のファイルを見つけ、疑問を抱いたカールは、アサドと共に調査を始める。


 頑固で、あまり人とも折り合わないカールという刑事が追いやられた部署、特捜部Q。
 助手はアサド一人という設定は、何となく「相棒」シリーズを思い出せるものがあったな。

 本当は、資料整理のみのはずが、5年前の女性議員の失踪事件を勝手に捜査を始めるカール。

 自殺と断定されていた事件であるが、カールとアサドが捜査を始めると、新たな事実が出てきて、彼女が事件に巻き込まれたものだと確信していく。

 ちょっと都合がいいような部分もあるが、新たな証拠が見つかっていき、徐々に核心に近づいていく展開には惹き込まれていくものがある。

 当時の担当刑事が無能だったのか、おざなりだったのか。

 捜査と並行して、ミレーデが失踪する前後の話も映し出されていき、実は彼女は監禁され、そこで長年拷問のようなことを受けていることが判る。
 その様子は「オールド・ボーイ」を思い出させたな。


 カールたちが犯人に近づいていくと共に、明らかになる事件の真相と動機。

 ちょっとそこには、逆恨みのようなものもあるが、哀しい過去がある。
 

 過去の事件をほじくり返されて、気分が悪い警察内からの圧力もあったりして、捜査も頓挫しかけたりするが、そんな圧力にも屈せずに、捜査を続けていくという展開にも惹かれる部分がある。


 徐々に心を通わせていくカールとアサドの捜査行も面白かったし、事件自体の内容も興味深く、なかなか面白いサスペンス・ミステリーであった。


 原作と同じく、映画の方もシリーズ化してほしいものである。

/5

監督:ミケル・ノガール
出演:ニコライ・リー・コス、ファレス・ファレス、ソニア・リクター
    ミケル・ボー・フォルスゴー、ソーレン・ピルマーク、トロールス・リュービュー
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
特捜部Q ~檻の中の女~ [DVD]
アメイジングD.C.
2016-02-03


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特捜部Q 檻の中の女
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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
次作もすでに公開されているようですね。
上映館が少ないのでDVD待ちですが、すごく楽しみです。
このコンビがいい味を出しています。
デンマークのどんよりした空が、事件の内容とよく合って
いておもしろかったです。
ミス・マープル
2016/03/21 17:05
ミス・マープルさん。

二人の刑事が置かれている立場が、
また面白さを増していますね。
確かにどんよりとした風景が
このシリーズに合っている感じします。
CINECHAN
2016/03/23 01:12

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