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zoom RSS 15-032「インヒアレント・ヴァイス」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2015/05/10 01:38   >>

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パンケーキ、もう一つ!
 ロサンジェルスに住むヒッピーのなれの果ての私立探偵ドック。ある日、そんな彼の前に今も忘れられない元カノ、シャスタが現われる。彼女はなんと、不動産王として知られる大富豪ミッキー・ウルフマンの愛人に収まっていた。
 彼女の相談事というのは、ミッキーの妻とその浮気相手が、自分とミッキーを罠にはめようと企んでいるというものだった。
 普通なら絶対関わりたくない案件だが、他ならぬシャスタの頼みとあっては断ることもできず、渋々ながら調査に乗り出すドックだったが。(「allcinema」より)


 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ザ・マスター」のポール・トーマス・アンダーソン監督の最新作。

 1970年のロスを舞台に、ヒッピーくずれの私立探偵が、元カノの突然の訪問を受け、彼女の依頼を引き受けたことから巨大な陰謀に巻き込まれていく姿を描いている。

 タイトルの「インヒアレント・ヴァイス」は、主人公が探偵ということもあり、「マイアミ・バイス」などと同じで、捜査行にあたる言葉なのかと思っていたが、クライマックスで、その意味するものが判る。
 ただ、それが話にどういう意味があったのかは、よく判らなかったな。


 主人公の探偵、ドックは、ヒッピーくずれで、いつもマリファナ片手に調査にあたるのだが、すぐにラリってしまう。
 そして、彼が調査のために会う面々もどこか一癖も二癖もある人物ばかり。

 元カノ、シャスタが、今カレである不動産王の大富豪、ミッキーの妻と愛人の企みを阻止してほしいと願い、しょうがなく調査に乗り出したドックは、いきなり死体と遭遇し、しかもその容疑者にされてしまう。

 その後も、訪れる場所で、ちょっと変わった人物に会っては、思わぬ出来事に巻き込まれたりするドック。


 ドックは、正直ダメ男という感じで、訪れる先で何かとドタバタを繰り返し、そんな中で細かい笑いが散りばめられており、探偵モノであるが、サスペンス要素は少なめで、コメディ要素の方が強かったかな。

 腐れ縁の刑事、ビッグフットとドックが訪れた店での、ビッグフットが日本語らしき言葉を叫ぶシーンは笑えたな。
 その店で流れているBGMが「上を向いて歩こう」だったな。

 
 正直、ドックが何を捜査しているのか、よく判らなかった話ではあった。
 しかも、出てくる人物も多くて、誰が誰とどう繋がっているのか、整理するのも大変だったな。

 元カノ、シャスタとその愛人、ミッキーの失踪。
 死んだと思われたが、実は情報提供者となっていた男。
 そして黄金の牙≠ニ言われる謎の組織。

 麻薬が絡んでいたのかな、とは思うが、果たして事件が決着付いたのかも判り辛い結末だったな。


 冒頭、元カノ、シャスタがファム・ファタール的に登場するので、その先に起こる事件、そしてドック自身に起こるかもしれないことなど、サスペンス・ムードいっぱいで始まる作品だったが、そのあたりの予測は外れたが、ダメ男のドックが行く先々で巻き込まれたりするドタバタ感は面白かった。

/5

監督:ポール・トーマス・アンダーソン
出演:ホアキン・フェニックス、ジョシュ・ブローリン、オーウェン・ウィルソン、キャサリン・ウォーターストン
    リース・ウィザースプーン、ベニチオ・デル・トロ、マーティン・ショート、ジェナ・マローン、ジョアンナ・ニューサム
    エリック・ロバーツ、セレナ・スコット・トーマス、ジーニー・バーリン、マイケル・K・ウィリアムズ、ホン・チャウ
於:ヒューマントラストシネマ渋谷

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