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zoom RSS 14-348「SCUM/スカム」(イギリス)

<<   作成日時 : 2015/02/26 00:55   >>

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少年院は犯罪を助長するだけだ
 とある少年院に収監されたカーリン。そこでは、監守による非人間的な管理と不条理な暴力が横行していた。
 そんな地獄のような少年院で、生き延びるためにタフになっていくカーリンだったが。(「allcinema」より)


 1979年に製作された、1970年代当時の少年院の実態を描いたクライム・ドラマ。

 最初はTV用ムービーとして製作されたらしいが、その過激な内容から放映禁止となり、納得できない製作陣が、今度は劇場用に再製作。
 成人指定になってしまったが、何とか公開されたらしい。

 日本では2014年が初公開のようである。


 別の少年院から移送されたカーリンという少年が主人公であるが、その少年院内では、かなり抑圧された管理が行われ、それに対し、収容されている少年たちは、院内で階級のようなものを作り、自分たちの社会を作り上げている。

 最初は、関わらないでいようとするカーリンが否も応も無く、関わらざるを得なくなり、院内で生き残っていくためにのし上がっていく様を描いている。

 カーリンが、抑圧された院内でどのように生きていくのか、というところが気になるところであるが、それ以上に描かれる少年院の実態というものに驚かされる。

 人種差別は当たり前。
 差し入れの金を徴収して、再分配する。そして看守との癒着など。

 管理者から抑圧された社会というのは、よくある設定かもしれないが、それが少年院であり、管理側も更生させようという意志が感じられず、少年たちも自分たちの社会を築き、ある意味ギャングまがいのことを行っている。


 少年たちの中に、年長者であるアーチャーという人物がおり、他の少年とは一線を画しているようであるが、本好きで頭も良く、彼が語る少年院の問題というのが、なるほどと思わせる。


 物語が展開していく中、いつカーリンを中心とした少年たちが、看守や管理者たちに立ち向かうのか、というところが気になるのだが、最後に悲劇が起こり、少年たちは爆発する。

 しかし、その結末は、スッキリするものでもなく、後味悪いままでの幕切れ。


 エンターテインメントとは程遠いが、少年院内での実態がリアルに描かれ、なかなか興味深い作品であった。


 主人公となるカーリンを演じた役者は、どこかで見た顔だなと思っていたら、「ロンドン・ヒート」「ロシアン・ルーレット」等に出演しているレイ・ウィンストンだった。
 もちろん、かなり若かりし頃の出演作である。

/5

監督:アラン・クラーク
出演:レイ・ウィンストン、ミック・フォード、ジュリアン・ファース、フィル・ダニエルズ、ジョン・ブランデル
    フィリップ・ジャクソン、ピーター・ハウエル、ジョン・グリロ、ジョン・ファウラー、ビル・ディーン
於:新宿シネマカリテ
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2015-02-04


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