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zoom RSS 14-261「ドラキュラZERO」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2014/11/28 01:25   >>

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現世と来世をなぜ分ける
 15世紀のヨーロッパ、トランシルヴァニア地方。この地を治める君主ヴラドは、愛する妻ミナとひとり息子と幸せな日々を送っていた。
 そんなある日、同国を属国とみなす超大国オスマン帝国の皇帝メフメト2世が、ヴラドの息子を含む少年1000人をオスマン軍のために差し出すよう迫ってくる。もし従わなければ戦争は避けられず、そうなれば全滅を覚悟しなければならない。
 それでもメフメトの要求をはねのけたヴラドは、愛する家族と国を守るため、古くから伝わる闇の力と契約を結び、強大な力を手に入れる。
 しかしそれは、あまりにも過酷な代償を伴うものだった。(「allcinema」より)


 吸血鬼ドラキュラのモデルとなったと言われる実在の君主、ヴラドを主人公とし、何故彼がヴァンパイアになったかを描くダーク・ファンタジー。

 ヴラドを演じたのは「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」「ホビット 竜に奪われた王国」等のルーク・エヴァンス。


 かつてはオスマン帝国で串刺し公≠ニ呼ばれ、残虐な殺戮を行っていたヴラドは、生まれ故郷のトランシルヴァニアに戻り、良き君主として平和に暮らしていた。

 しかし、オスマン帝国のメフメト2世が、1000人の少年を差し出し、更にヴラドの息子を人質として差し出すように迫ってくる。

 大軍を従えるオスマン帝国に滅ぼされかねない状況の中、愛する息子を護るために、ヴラドはその要求をはねのける。
 そしてオスマン帝国軍と闘うために、闇の力と契約を結ぶことにする。


 闇の強大な力を手にしたヴラドのオスマン帝国軍との闘いを描きながら、血への渇望、そして愛する妻、息子、そして民衆を護るためにモンスターとなってしまったヴラドの葛藤を描いている。


 ヴラドのオスマン軍との対決シーン、力を手に入れる前、息子を連れにきた10人ほどのオスマンの戦士を倒すシーンは、いかにも串刺し公らしい剣術、戦いで見応えあった。

 しかし、闇の力を手に入れてからの戦いは、当たり前ながら人間業を超越した戦いで、一人で1万人の大群を蹴散らしたりして、逆にその描き方に物足りなさを感じたかな。

 
 洞窟の中に潜むヴァンパイアの血を飲んで、強大な力を手に入れたヴラドであるが、3日間血への渇望を我慢すれば、人間に戻れるという。
 耐えることを誓うヴラドであるが、その渇望は想像以上のもの。
 果たしてヴラドは血への渇望に耐えられるのか。

 更に魔物になってしまったヴラドを民衆たちが殺そうとする。

 そんな中で、ヴラドは民衆を護り、オスマン帝国軍を退けることができるのか。


 クライマックスは悲劇と危機の中、オスマン帝国軍との勝敗の行方と共に、ヴラド自身の身がどうなるのかも興味深かった。

 それにしても、ラスト・シーンは全く話の趣旨とは違うような展開で、続編でも考えているのかな。
 嫌いな展開ではなかったが。


 吸血鬼に咬まれれば、咬まれた者も吸血鬼になると思いがちだが、吸血鬼の血が体内に入れば、吸血鬼になるということで、単に咬まれただけでは吸血鬼にはならず、致命傷になるということなんだな。


 話の展開自体は面白かったが、戦いのシーンなど、もうちょっとしっかり見せて欲しかったかな、と少々物足りなさも感じる作品だった。

/5

監督:ゲイリー・ショア
出演:ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、ディアミッド・マルタ、アート・パーキンソン
    チャールズ・ダンス、ポール・ケイ、ウィリアム・ヒューストン、ノア・ハントリー、ロナン・ヴィバート
於:新宿バルト9

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2015/04/11 07:57

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