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zoom RSS 14-233「ゾンビ・リミット」(スペイン・カナダ)

<<   作成日時 : 2014/10/28 01:30   >>

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自分だけは死なないと思っている男の話
 若いカップル、ケイトとアレックスに悲劇が襲いかかる。アレックスがゾンビウイルスに感染してしまったのだ。
 政府が開発したワクチンを48時間毎に投与することにより、彼が完全にゾンビ化することを防げるのだが、ワクチンのストックは刻一刻と減っていく。(「KINENOTE」より)


 ゾンビ・ウイルスに感染、要は咬まれた人間が、ゾンビ化するのを抑えるワクチンがある世界。
 そのワクチンによって発症を抑えられている人間はリターンド≠ニ呼ばれている。

 しかし、そのワクチンの供給がおぼつかなくなり、リターンドたちがゾンビ化するのを人々は恐れ始める。

 主人公のケイトは、そんな人々を治療している医師であるが、実は恋人のアレックスもリターンド。

 ワクチンが無くなるという話を聞き、秘密裏にワクチンを手に入れている。

 そんな中、政府はリターンドの隔離収容を決めるが、ケイトとアレックスは逃亡、友人の元に身を潜めるが、思わぬ恐怖に遭遇することになる。


 何とも、矢口ではないが、人間不信になりそうな話である。

 まず、リターンドという存在を認めない者たちがいて、リターンドを襲撃、殺害する者たちがいる。
 これは、病気などに対する反応と同じようなもので、恐怖感から生まれる暴挙を描いている。

 そして、追われ、狩られるかもしれないアレックスとケイトの恐怖が描かれ、信頼と裏切り、絶望と希望などが二人の周囲で描かれていく。


 こうなってくると、重大な秘密は、どれだけ親しい人でも打ち明けない方がいいな、と思わされてしまう。

 アレックスが人間として生き延びられるよう奔走するケイト。
 絶望と希望が交錯する話で、なかなか観ていて痛切であり、人間の業というものを見せられた感じで面白い話であった。
 
 刻一刻とアレックスのワクチンの効果が切れようとしている中、果たして二人は活路を見出せるのか。
 緊迫感もある展開であった。

 
 愛する者が変貌し、死を望んだとき、果たして殺すことができるのか。
 ケイトは、殺さなかった苦しみも、殺した苦しみも、両方味わうことになるんだな。

 
 これを言ってしまうと、結末のネタバレになってしまうかもしれないが、ちょっと「ミスト」に似た感じの結末だった。


 ゾンビの話であるが、ゾンビの襲撃と闘いを描いたものでなく、ゾンビ・ウイルスという究極の手段によって、果たして人間たちがどのような行動を起こすか、そしてそれによって翻弄されるケイトたちの姿を辛辣に描いた作品である。


 最後はおまけのような映像であるが、これまで意に反して殺すことを促された人間が、自ら殺すことを決意した、ということなんだろう。

/5

監督:マヌエル・ハンプシャー
出演:エミリー・ハンプシャー、クリステン・ホールデン=リード、ショーン・ドイル
    クローディア・バソルス、バリー・フラットマン、メリーナ・マシューズ、ポーリーノ・ヌネス
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
ゾンビ・リミット [DVD]
松竹
2015-02-04


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ゾンビ・リミット
【概略】 ゾンビウイルスに感染した患者をサポートする病院で働くケイト。ある日、ゾンビ化を防ぐワクチンが残りわずかであるという噂が流れ、ケイトは恋人と共に大量のワクチンを抱えて逃亡を試みるが…。 ホラー ...続きを見る
いやいやえん
2015/03/18 08:19

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