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zoom RSS 14-208「ベツレヘム 哀しみの凶弾」(イスラエル・ドイツ・ベルギー)

<<   作成日時 : 2014/09/30 00:58   >>

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あそこには戻りたくなかったのに
 イスラエルのシークレット・サービス、ラジは、情報屋としてパレスチナ人の少年サンフールを使っている。サンフールは指名手配されている過激派組織の幹部イブラヒムの弟で、15歳の時に彼に接触したラジは、長い時間をかけて信頼関係を築き上げてきた。
 サンフールは17歳になり、ラジの要求に応じつつも兄へ忠誠を誓うという二重生活を送りながら、パレスチナ過激派の中での存在感を大きなものにしていた。
 ある日ラジに、サンフールを犠牲にしてでもイブラヒムを暗殺しろという命令が下る。イスラエル軍による攻撃の準備が進められてゆくなか、ラジとサンフールの運命は?(「KINENOTE」より)


 ベツレヘムの街というと、聖書に出てくるのが印象的で、キリスト教の街だと思ってしまうが、実際はパレスチナ自治区内にあり、イスラム系組織の拠点となっている場所であるらしい。
 領内最大のキリスト教コミュニティもあるらしいが。

 そんな場所を舞台にして、パレスチナとイスラエルが抗争を続ける中、イスラエル諜報部員と、その情報屋として雇われている少年の過酷な運命を描いたポリティカル・アクション。

 
 イスラエル諜報部員のラジが情報屋として使っているのが、過激派組織の指導者イブラヒムの17歳の弟サンフール。

 ラジはサンフールを弟のように思って扱っているような雰囲気があり、サンフールも少なくとも、そんなラジに好意を寄せているような感じ。

 しかし、サンフールは実の兄であるイブラヒムに対しても忠誠を誓っており、かなり複雑な立場でもあるような感じである。

 パレスチナの過激派組織とイスラエル諜報部との戦いも描いているが、それを基にして、ラジとサンフールの関係とその運命を描いたドラマになっている。

 
 このラジとサンフールの関係に関して、ハリウッドのエンターテインメント系の作品だと、もっと劇的な演出で感動的に描きそうな展開となっていくが、本作ではある意味シリアスに、黙々と描いている感じだったな。

 諜報員と情報屋との関係というのは、結局薄弱なもので、途中でもかつてラジの下で働いた男の運命が語られるところがある。
 それを聞くと、ラジとサンフールの先行きは悲劇が待ち受けているんだろうな、と思わされる。

 しかも、サンフールの兄であるイブラヒムの身に起こったことを考えれば、更に。


 クライマックスは、ある意味盛り上がりに欠けると言えるかもしれないが、かなり衝撃的で悲劇的な結末となり、余韻を残すようなものだったな。


 恐らく、ここで描かれた過激派組織というのは、それ程大きな組織でもなかったような感じであるが、それでもその抗争は激しいもので、こういう戦いが幾つもあるんだろうな。

/5

監督:ユヴァル・アドラー
出演:ツァイ・ハレヴィ、シャディ・マーリ、ヒサーム・オマリ、ヒシャム・スリーマン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
BETHLEHEM


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