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zoom RSS 14-199「ある優しき殺人者の記録」(日本・韓国)

<<   作成日時 : 2014/09/16 00:39   >>

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俺が殺した人たちは、俺が蘇らせる
 韓国の障がい者施設を脱走し、18人を殺害した疑いのある連続殺人鬼の指名手配犯パク・サンジュン。女性ジャーナリストのキム・ソヨンはサンジュンから電話を受け、独占取材を許可される。
 日本人カメラマン1人を連れ、指定された廃墟マンションを訪れるソヨン。サンジュンはカメラを回し続けろと脅迫し、事件の真相を告白していく。
 一方、恐怖におののきながらも、果敢にインタビューを敢行するソヨンだったが。(「allcinema」より)


 「グロテスク」「テケテケ」の白石晃士監督が、P.O.V.形式で撮り上げたサスペンス・ホラー。

 韓国のある廃マンションの一部屋を舞台に、18人を殺害した容疑のある男、パク・サンジュンに対し、幼馴染みでもあるジャーナリストのキム・ソヨンがインタビューを試みるところから物語は始まるが、やがてそこから激しい展開を見せ、思いも寄らぬクライマックスを迎える。

 ソヨンに同行した日本人カメラマンが回し続けるカメラに映された映像で綴られ、それは止まることなく回り続けるので、ほぼワンカット映像となっている。


 最初は連続殺人犯が、カメラの前で凄惨な殺人を犯すという展開なのかと思っていたが、ソヨンが話を聞き始めたところで、サンジュンが「神の声を聞いた」「子供の頃に事故で死んだ幼馴染みを生き返らせる」云々のことを喋りだすので、これは単純なフェイク・ドキュメントではないな、と感じた。

 そう言えば、白石晃士は通常ホラーの他に「ノロイ」「オカルト」「カルト」など、フェイク・ドキュメントのホラーを幾つも撮っており、何となく雰囲気がそっちの方向に向かっていく感じであった。

 雑誌に載っているソヨンの記事の文頭を繋げていくと、まるでお告げのように聞こえるというのは、その最たるものだったな。


 そして、サンジュンはそのお告げを果たすために殺人を犯そうとする。

 そこに現れたのが日本人カップル。
 ちょっとヤンキーっぽい二人で、サンジュンとの激しいやり取りが交わされ、二転三転と優位な立場になる側が変わる中、ちょっとその展開にはサスペンス的な緊迫感があったな。

 部屋の中にいる、ソヨン、サンジュン、日本人カップル、そしてカメラマンの5人の運命がどうなるのか。
 話の行く末が気になってくる。

 どんな顛末になるのか、と思っていたが、やっぱり白石監督らしい怪しげな映像の後に、あっと驚く結末となっている。

 まあ、なかなか緊迫感がある展開で面白かったし、これまでのフェイク・ドキュメンタリーからすると、上手くまとめた作品だったかな。

 
 サンジュンにインタビューを敢行するソヨンを演じたのは「息もできない」のキム・コッピ。
 本作は合作でもあるが、「クソすばらしいこの世界」「蒼白者 A Pale Woman」など日本映画への出演が続いていくな。

/5

監督:白石晃士
出演:ヨン・ジェウク、キム・コッピ、葵つかさ、米村亮太朗
於:新宿バルト9

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ある優しき殺人者の記録
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『ある優しき殺人者の記録』を新宿バルト9−2で観て、期待通りにブルブルふじき★★★★
初春のあまり記憶にない映画の感想をボコボコつぶしてく祭り(2014年の鑑賞作品を潰していくぞ)。 ...続きを見る
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