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zoom RSS 14-132「小さいおうち」(日本)

<<   作成日時 : 2014/07/20 00:51   >>

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始まったものは、いつかは終わる
 大学生の健史は、亡くなった大伯母・布宮タキから彼女が遺した自叙伝を託される。そこには、健史が知らない戦前の人々の暮らしと若かりしタキが女中として働いた家族の小さな秘密が綴られていた。
 昭和初期、山形から東京へと女中奉公に出たタキは、小説家の屋敷に1年仕えた後、東京郊外の平井家に奉公することに。その家は、赤い三角屋根が目を引く小さくもモダンな文化住宅。そこに、玩具会社の重役・雅樹とその若い妻・時子、そして幼い一人息子の恭一が暮らしていた。
 3人ともタキに良くしてくれ、タキはそんな平井家のためにと女中仕事に精を出し、とりわけ美しくお洒落な時子に尽くすことに喜びを感じていく。
 ある年の正月。平井家に集った雅樹の部下たちの中に、周囲から浮いた存在の青年・板倉正治がいた。美術学校出身の心優しい板倉に恭一がすぐに懐き、時子も妙にウマが合って急速に距離を縮めていくが。(「allcinema」より)


 これだけ多くの映画を観ているのだが、山田洋次監督の作品は劇場で観たことがなかった。
 「男はつらいよ」シリーズも「釣りバカ日誌」シリーズ、「たそがれ清兵衛」も観てなかったな。

 ちょっと、作品的に興味がわかないものが多かったのだが、本作に関しては、ちょっとしたミステリーだと謳われていたこともあり、そろそろ山田洋次作品も観ていいかなと思って鑑賞することに。

 
 物語は、妻夫木聡演じる大学生の健史が、倍賞千恵子演じる大伯母の布宮タキに自叙伝を書くことを勧め、タキが、ある家族の下で女中として働いていた昭和初期の頃を思い出しながら、自叙伝を綴っていく姿と、その回想が描かれる。

 黒木華演じる、若き頃のタキが働くことになった玩具会社の重役の平井家。
 その家で起こった、ちょっとした事件と、タキが決断したある秘密を描いている。

 確かにミステリー風ではあったが、事件というのは殺人とかそういうものではなく、平井家の女主人、松たか子演じる時子と、主人の部下である吉岡秀隆演じる板倉正治の禁断の関係が描かれ、それをそれとなく察知したタキの苦悩が描かれており、その行く末がどうなるのか、というところがミステリーだったのかな。

 そしてそれを思い出しながら自叙伝を書く現代のタキには、それに対する秘密があるようで、ずっとそれを胸に抱えたまま苦悩しているようであった。

 果たしてその秘密とは何だったのか。

 結末に向けて興味深い話の展開であったが、実際明かされた秘密は、それ程大袈裟なものではなかった感じであるが、奉公した平井家の幸せを願っていたタキにとっては、大いなる決断であったし、その後まで引きずることとなる大きなものだったんだろう。

 イメージ的に、山田洋次作品は家族を題材にしたものが多い感じがするが、本作も家族の物語であることに変わりなかったな。

 そんな家族の中で起こったちょっとした事件をミステリアスに描いており、なかなか面白い作品だった。

 
 若き頃のタキを演じた黒木華って、よく知らなかったが、「舟を編む」に出ていたようだったし、本作でベルリン国際映画祭で最優秀主演女優賞を獲得したようである。

/5

監督:山田洋次
出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子、橋爪功
    吉行和子、室井滋、秋山聡、中嶋朋子、林家正蔵、ラサール石井、あき竹城、松金よね子
    螢雪次朗、市川福太郎、秋山聡、笹野高史、小林稔侍、夏川結衣、木村文乃、米倉斉加年
於:丸の内ピカデリー

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「小さいおうち」 小さい罪
こちらの作品は観る予定ではなかったのですが、出演している黒木華さんがベルリン映画 ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2014/07/20 10:40

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