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zoom RSS 14-081「御手洗薫の愛と死」(日本)

<<   作成日時 : 2014/05/29 00:49   >>

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役者は舞台を降りると自分の言葉で喋る
 著名なベテラン小説家の御手洗薫は、自ら運転していたパーティの帰り道で一人の女性をはねてしまう。
 表沙汰にしたくない薫は、被害者の息子・神崎龍平から脅迫めいた提案を受ける。自分も小説家だという龍平は、薫に彼のゴーストライターになれと迫るのだった。
 渋々この要求を飲んだ薫だったが、いつしか2人の間に不思議な感情が芽生えていく。(「allcinema」より)


 著名な小説家の御手洗薫が、売れない小説家、神崎龍平のゴーストライターとなる。

 自分が運転していた車で一人の女性を轢いてしまい、警察沙汰にしたくない御手洗薫は、被害者の息子、神崎龍平と示談の話し合いをするが、そこで龍平は薫に、薫の書いたものを自分の作品として発表させてくれ、と言う。

 ゴーストライターとなることを最初は拒む薫であったが、結局龍平の要望を呑むことになる。

 その作品は高評価で、龍平は一躍文壇の寵児となる。
 その後も薫は龍平のために小説を書き続ける。

 ゴーストライターによって人気作家となっていく男の話ということで、その栄光と没落などを描いたサスペンス・ミステリーかと思ったが、テーマは全く違ったようだった。

 薫が書いた小説によって、一躍人気作家となり、その周囲に様々な欲望が迫ってくるという感じであり、自らの栄光を守るために更なる犯罪に手を染めていくのかとも思ったが。

 実際は、薫と龍平の不思議な関係と、薫の小説家としての熱情を描いた作品のようである。

 サスペンス性というのは、ほぼ皆無であったが、龍平とゴーストライターとなった薫の関係、そして世間に対する二人がどのようなところへ行き着くのか気になる展開であった。

 何を思って、薫にゴーストライターをすることを迫ったのか。
 必ずその立場は危うくなると判っているのに。

 薫自身も自分の名が出ないことで、自分の書きたいものが書けることに歓びのようなものを感じていたりして、龍平の言動次第では、意外とこの関係はこのままうまくいくのではないかと感じさせる。

 もちろん、このままうまくいくことは無く、あることをきっかけにその関係は危うくなっていくが、薫が本当に書きたいこと、やりたいことを最後に見つけ出す。

 人気作家でありながら、ある意味孤独であった薫が、仕事の、そして人生の最後に残したいというものが、なかなか人として納得できるものだったかな。

 設定として、もっとドロドロした話になるのかと思ったが、結構純粋なヒューマン・ドラマとなっており、それが意外と惹き込まれるものであったことと、やっぱり人って、自分で納得できる何かを残したいものなんだなと思わされた。

 ベテラン女流作家と売れない若手男性作家の奇妙な関係を描いたヒューマン・ドラマ。
 なかなか面白い作品だった。

 御手洗薫を演じたのは、ベテラン女優の吉行和子であったが、神崎龍平を演じたのは松岡充。

 松岡充って、人気バンド、SOPHIAのヴォーカルであることは知っているが、演技を見るのは初めてで、ちょっと心配していたんだが、そんなに悪くなかったな。
 知らなかったが、結構ドラマや舞台などにも出演しているんだな。

/5

監督:両沢和幸
出演:吉行和子、松岡充、小島聖、松重豊、益岡徹、松下由樹、岡田浩暉、内田健介、中山雄介
    武藤令子、春日井静奈、相川由里、原田果奈、山口友和、森下能幸、猫田直、大西武志
於:有楽町スバル座
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