CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 14-068「惨殺のサイケデリア」(香港・中国)

<<   作成日時 : 2014/05/18 23:44   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

童話の世界では、過ちを犯せば素直に認める
 ある日、身体をペインティングした見るからにアブない男ウンが香港警察に現われ、5件の殺人を告白する。
 ところがワン刑事が調べてみると、被害者と見られた男の生存がすぐに判明する。
 結局警察は、ウンを相手にせず追い返してしまうのだったが。(「allcinema」より)


 パン・ブラザーズ製作のサイコ・サスペンス。
 「影なきリベンジャー 【極限探偵C+】」「冷血のレクイエム 【極限探偵B+】」とは代わって、弟のダニー・パンが監督を務めている。

 警察に不審者として連行された男が、殺人を告白するが、殺したという相手は生存しており、ワン刑事たちは男を追い返す。
 しかし、後日名指しされた男の死体が発見され、ワン刑事たちは、釈放した男、ンを捜し出すため奔走する。

 
 腹の中に石を詰められた死体など、猟奇殺人が連続する。
 犯人はすぐに判るので、犯人捜しのミステリーというよりは、犯人が何故殺人を犯すのか、その目的が何なのか、というところを突き止める展開になっている。

 犯人の幼馴染みである自閉症の女性画家が一心不乱に描く絵の謎。
 そこには童話の世界が描かれているようであるが、その絵がまたダークで、狂気をはらんだような感じのもの。

 犯人が殺人を犯す理由というのも早々に犯人自身の口から語られるが、本当にそうなのかは、なかなかハッキリしない感じ。
 そして、それはところどころで挿入される回想シーン、あるいはワン刑事の推理で裏付けしていくという感じである。

 事件の展開とは別に、ワン刑事自身にも問題があるようで、家庭では自閉症の息子に悩み、隊長として勤務する捜査班内でも、どこか軋轢がある様子。

 そのあたりの展開も並行して描かれていく感じで、何となく破滅の方向へと向かっていく感じのストーリー展開である。

 残酷シーンは、それ程描写もハッキリさせるものではなかったが、緊迫感を盛り上げる音楽、そして光と影を使った映像で、先のシーンで何が起こるのか、緊張感を高めるものとなっている。

 そんな中で、ワン刑事と犯人は過去に何かしら繋がりがあったようなことを示唆するのだが、それもなかなかハッキリ明かされない。

 しかし、クライマックスとなり犯人の標的がワン刑事となったところから過去にあった出来事が明らかになってくるが、その結末は、これだけの連続猟奇殺人が描かれる中で、ちょっと悲しく、ほろ苦いものとなっている。

 殺人事件の真相や、ワン刑事の問題の解決など、あまりハッキリとさせるものがなかったが、展開に関しては、非常に緊迫感を煽るし、本当に何が起こるのか先が読めないサスペンスであった。

 残酷描写が少なめであったのは、ちょっと物足りない感じはしたが、犯人と幼馴染みの女性画家の激しい心情。
 そして作品全体の雰囲気など、パン・ブラザーズ色満開の作品で、その雰囲気だけで惹き込まれるサイコ・サスペンスであった。

/5

監督:ダニー・パン
出演:ラウ・チンワン、ワン・バオチャン、エレイン・コン、ジョーイ・マン、ケン・ロー、ラム・シュー
    ロー・ワイコン、フェリックス・ロク、チアン・イーヤン、キャロリン・チャン、ケリー・フー、アンソン・リョン
於:シネマート六本木
Fairy Tale Killer


Amazonアソシエイト by Fairy Tale Killer の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
惨殺のサイケデリア
【概略】 警察に連行された不審者・ンは、人を殺したと告白する。だが、被害者宅へ行くと本人は生きており、ンは釈放される。ところが翌日、名指しされた男が遺体となって発見され…。 サスペンス ...続きを見る
いやいやえん
2014/10/22 10:05

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
14-068「惨殺のサイケデリア」(香港・中国) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる