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zoom RSS 14-014「利休にたずねよ」(日本)

<<   作成日時 : 2014/04/06 23:55   >>

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私が選んだ品に伝説が生まれます 
 1591年(天正19年)、天下人・豊臣秀吉によって切腹を命じられた茶人・千利休。かつては織田信長に茶頭として仕え、その研ぎ澄まされた美意識で名を馳せると、信長落命後は秀吉の庇護のもと、“天下一の宗匠”として不動の名声を獲得した。
 そして、妻・宗恩が見守る中、自らの腹に刃を立てようとしていた利休の脳裏に、若かりし時代の記憶が甦る。
 青年時代、放蕩を重ねていた利休は、高麗からさらわれてきた女と出会う。後に師匠となる茶人・武野紹の言いつけにより彼女の世話をすることになった利休は、次第に女と心を通わせていくが。(「allcinema」より)


 天下一宗匠≠フ名を馳せた茶人、千利休を主人公とした、山本謙一の直木賞受賞作を原作とした歴史ドラマ。

 千利休を演じたのは市川海老蔵で、その師匠である武野紹鴎を演じたのが市川團十郎。
 團十郎が亡くなる前に映画で親子共演を果たしていたんだな。

 千利休の名はよくしっているし、茶人であることも知っていたが、それ以外のことはよく判らない人物ではあった。

 まあ本作は、かなり時代考証も行って作られたフィクションという感じではある。

 千利休の最期は切腹だったというのは初めて知ったな。

 この切腹の時から遡り、26年前からの利休と彼に関わる織田信長や豊臣秀吉との様子を描いているのだが、利休の業績を称えるというよりは、利休という人物と、その考え、そして彼の隠された心を映し出している作品だった。

 それにしても、利休という人物が非常に興味深いというか惹き込まれる人物として描かれていたな。

 茶人らしい落ち着きもあるが、何ごとにも動じず、ただ己の信ずる美を追求していく姿が、器の大きさを感じさせたな。

 多くの人々を魅了した利休は、もし身分が違えば、天下人にさえなったのではないかと思われる。
 そんな利休を寵愛していたが、やがてその存在を羨み、恐れ始め、ついに秀吉は切腹を命ずる。

 最後の最後までぶれることなく己を貫いた利休という人物に、最後まで惹かれたな。

 物語は、利休切腹の26年前から数年毎にエピソードを描いており、何か主となる物語の筋というものはなかったので、ドラマ性というものは弱かった。

 それでも、利休がなし得た業績、残した茶室等に関しての話はしっかりと描かれていたようである。
 利休が茶碗を焼くことを依頼する瓦職人が、樂茶碗の創始者となる人物。

 唯一、ドラマ的だったのは、若き頃の利休が出逢い、ある事件を起こすこととなった高麗の女性との話であった。
 このエピソードはさすがにフィクションだよな。

 千利休という人物にとても惹かれる作品であったが、やっぱり芸術に秀でる者というのは、才能があるからこそというのも納得させられる作品でもあった。

/5

監督:田中光敏
出演:市川海老蔵、中谷美紀、市川團十郎、伊勢谷友介、大森南朋、成海璃子、福士誠治
    クララ、川野直輝、袴田吉彦、黒谷有香、檀れい、大谷直子、柄本明、伊武雅刀、中村嘉葎雄
於:丸の内TOEI
劇場作品 利休にたずねよ オリジナルサウンドトラック
日本コロムビア
2013-12-04
音楽:岩代太郎


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「利休にたずねよ」 物語の構成に難あり
本作、物語の構成にちょっと難ありなのではないだろうか。 <ということでネタバレあ ...続きを見る
はらやんの映画徒然草
2014/06/23 23:18
利休にたずねよ
【概略】 織田信長に重用され、豊臣秀吉の下“天下一宗匠”として名を馳せながらも、秀吉の怒りを買い切腹を命じられた茶人・千利休が遺した謎と生涯秘め続けた恋を描く。 時代劇 ...続きを見る
いやいやえん
2014/12/08 07:59
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☆☆☆(6点/10点満点中) 2013年日本映画 監督・田中光敏 ネタバレあり ...続きを見る
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