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zoom RSS 13-377「サイトシアーズ 〜殺人者のための英国観光ガイド〜」(イギリス)

<<   作成日時 : 2014/03/02 00:12   >>

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彼が喜ぶと思ってやったのに 
 英国の田舎町で年老いた母に束縛され、冴えない人生を送る女性、ティナ。
 付き合い始めたばかりのクリスに、俺の世界を見せてあげると、キャンピングカーでヨークシャーの観光スポットを巡る旅に誘われる。頑固で偏屈な母を振り切り、どうにか旅立った2人。
 ところが、最初に立ち寄ったトラム博物館で、クリスはマナーの悪い不届きな客をひき殺してしまう。
 ところが警察はこれを事故として処理し、結局2人はお咎めなし。すると、これをきっかけにクリスの恐ろしい本性が露わとなっていく。
 そんな恋人の変貌に、最初こそ当惑を見せていたティナだったが。(「allcinema」より)


 「ホット・ファズ −俺たちスーパーポリスメン!−」「スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団」の監督、エドガー・ライトが製作総指揮を務める、一組のカップルが旅先で犯す殺人と、その旅の果てを描いたブラック・コメディ。

 イギリスの田舎町で年老いた母親と共に暮らすティナは、最近付き合い始めたばかりの恋人クリスに誘われ、ヨークシャーの観光スポットを巡る旅に出る。

 おせっかいな母親から解放されたことと、クリスとの初めての二人だけの旅行ということで胸ときめかせていたティナであったが、道中思いもかけない事件が起こり、やがてクリスの本性が露わになっていき、動揺していく。

 トラム博物館というところで、マナーの悪い観光客を注意するクリス。
 しかし、その観光客は逆に言い返してくる始末。

 そして博物館から帰ろうとするクリスは、バックで駐車場からキャンピングカーを出そうとしたところで、ちょうどマナーを注意した観光客を轢き殺してしまう。

 その映像はかなり凄惨なもの。

 偶然にしては、思い切り轢いていたので、これは故意か。
 クリスの表情にも驚きよりも喜びの方が表れていたような感じがする。

 しかし、事故ということで処理され、クリスにはお咎め無し。

 いかに事故と言えども、あれだけ無残に人を轢いておいて、すぐに解放され、旅を続けられるというのは信じ難いな。

 そんな事故に動揺するティナであるが、旅を続けていくうちに本性を見せ始めるクリスに対し、更なる動揺を見せるものの、やがて彼に同調し始める。

 殺人に対し、一応自分なりの美学があるらしいクリスであるが、やっぱりどこか狂気を持ち合わせている雰囲気。

 そんなクリスに対し、恐れを感じながらも、愛も拭い去ることができず、徐々に彼に同調してしまうティナ。

 そんな二人の旅の果てとは。

 ブラックなユーモアがあり、大笑いするということは無いけれども、随所にクスリとさせられるところはある。

 殺人に笑いは無いが、二人のやり取りが、何とも可笑しいやら、奇妙やら。

 殺人犯でありながら、そんなクリスに愛を求め、同調してしまうティナが可哀想やら、憐れやら。

 ヨークシャー近辺の観光スポットを巡る旅が舞台設定となっており、知らない場所ばかりであったが、そのロケーションは楽しめたな。

 鉛筆の博物館らしき場所も訪れ、そこで傷心のティナが、鉛筆を買ってクリスに対しての想いを手紙にしたためようとするのだが、買った鉛筆が3メートルぐらいあるバカでかいもの。

 その鉛筆で手紙を書こうとするティナの姿は、滑稽でもあり、やっぱり憐れにも感じてしまったな。

 ウキウキのはずの旅行が、思わぬ殺人旅行となってしまい、やがて逃亡の旅へと変わっていく中で、ティナの心模様の変化が憐れと悲しみを誘う作品。

 しかし、最後の二人の行動と、そこでのティナの決断には、またシニカルなものを感じてしまうな。

 面白いと言うと語弊がありそうな話ではあるが、ちょっとしたブラックなユーモアもあり、面白い作品ではあった。

/5

監督:ベン・ウィートリー
出演:アリス・ロウ、スティーヴ・オーラム、アイリーン・デイヴィス
    リチャード・グローヴァー、ジョナサン・アリス、モニカ・ドラン
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
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サイトシアーズ 殺人者のための英国観光ガイド
エドガー・ライト監督が!と思ったら、製作総指揮でやんした。ブラックコメディですが英国らしいわかりにくい笑い。 付き合って数ヶ月の妙齢の主人公カップルは、旅がてら適当に人を殺していくのですが…。 ブラック・コメディというよりはブラック…ですかねえ。観てる人の頭もブラック・アウトという感じ。 イギリスの色んな場所を観て回るので、そういう意味では「へえこんなところもあったんだー」と見どころはあったんですが、クリスが色んな人を殺してまわってるのをなんとなくティナも察していて、あえて言及しな... ...続きを見る
いやいやえん
2014/03/16 09:34

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