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zoom RSS 13-391「風立ちぬ」(日本)

<<   作成日時 : 2014/03/13 01:09   >>

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生きねばならん 
 少年時代に夢の中で憧れのカプローニ伯爵と出会い、飛行機の設計士になることを決意した堀越二郎。
 1923年、東京帝国大学に進学するため上京した彼は、列車の中で里見菜穂子と出会い心惹かれる。そしてその移動中に関東大震災に遭遇、混乱の中で菜穂子とお供のお絹を助ける。
 卒業後、晴れて三菱内燃機株式会社への入社を果たした二郎は、念願の設計士としての道を歩み始める。しかし視察したドイツのユンカース社で技術力の差を痛感し、設計主務者に選ばれた七試艦上戦闘機のテスト飛行も失敗に終わる。
 1933年夏、失意の中で軽井沢を訪れた二郎は、そこで菜穂子と運命の再会を果たす。(「allcinema」より)


 「崖の上のポニョ」などの宮崎駿監督の最新作にして、引退作だと発表した作品。

 アカデミー賞の長編アニメーション部門にもノミネートされたが、「千と千尋の神隠し」以来の受賞はならず。

 公開時は引退発表も話題になったが、他にも何かと話題になっており、彼の中つ国からは「ゼロ戦美化、戦争美化」だと批判され、国内からも「反国主義」だと非難され、更に禁煙団体からもクレームがあったり。

 これだけ話題になるのも注目作所以だからだろう。


 堀越二郎という青年が飛行機の設計士になることを夢見て上京し、就職して設計士の道を歩み始め、後のゼロ戦となる飛行機の設計を始める。

 何かと挫折を繰り返す中で、それでも諦めずに夢に向かって突き進む二郎の姿を描くと共に、菜穂子という女性との出逢いと二人の暮らしを描いている。

 飛行機の設計を続ける二郎であるが、何かその様子は淡々と描かれているような感じで、菜穂子とのロマンスも、それ程甘酸っぱく描かれているわけでもない。

 意外と二郎の感情面を描くことが少なかったように感じるな。

 二郎の声を担当したのが、声優ではなく、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」で総監督を務めている庵野秀明。

 何故に庵野秀明かは知らないが、意外と二郎という役柄に合った台詞回しだったような気がするな。

 それ程感情を表に出すわけでもなく、それでも真摯な態度で人やモノに接していく様子に、この声と喋り方が合っていたような気がする。
 逆にこの喋り方だから、二郎の人格もそういう風に感じたのかもしれないが。

 でも、二郎という男自体も魅力的な男で、特に序盤、列車の中にいる時に関東大震災に遭い、一緒にいた菜穂子たちを冷静に導くところなどは、感心したな。

 禁煙団体からクレームが入ったシーンは、結核で療養中の菜穂子の側で、仕事をしながら二郎がタバコを吸うシーン。
 単に吸うだけなら確かに何やってんだ、という話になるが、一応その前のシーン、菜穂子の台詞からの繋がりもあったからな。

 そのシーン以外でもやたらと二郎やその同僚はタバコを吸っていたが。

 現実的な話なので、もちろん現実的な画が続いていくが、二郎が夢の中で出会うカプローニ伯爵とのシーンは、完全に現実を越えて、ファンタジックなシーンとなっている。
 飛行機に詰め込まれた人々などは、何となく宮崎駿らしいシーンだったな。

 本作でもう一つ注目されたのが、主題歌である、荒井由実の「ひこうき雲」 
 予告でも使われて、かなり気分を盛り上げてくれる曲であったが、本編では、それ程盛り上がらずにエンディングでこの曲が流れるという感じであった。

 二郎という青年自体は非常に魅力的であったが、話の展開としては、結構淡々とした感じで、今ひとつ胸に来るものの少ない作品だったな。

/5

監督:宮崎駿
声の出演:庵野秀明、瀧本美織、西島秀俊、西村雅彦、スティーブン・アルバート
       風間杜夫、竹下景子、志田未来、國村隼、大竹しのぶ、野村萬斎
於:TOHOシネマズ スカラ座

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「風立ちぬ」 テクノロジーの両側面
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はらやんの映画徒然草
2014/06/25 05:27
風立ちぬ
戸口の狭い作品なんだなと言う印象。しかし、これをアニメーションで描ききったというところには感嘆する。 ゼロ戦の設計者の堀越さんは有名ですが、きっとゼロ戦好きの父にすれば、色々これをみて誰かに話したくなるに違いない、とは思った。私はそこまで知識がないので、ドキュメンタリー番組と映画を比べるしかないかな。 「永遠の0」で描写された、当時としては世界一の凄い機体をつくりあげたその情熱には感服する。飛行機体の機動表現の難しさは、これは今まで見たことが無いような細かいもので驚いた。美しい。 ... ...続きを見る
いやいやえん
2014/07/02 07:56

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