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zoom RSS 13-324「赤々煉恋」(日本)

<<   作成日時 : 2014/01/05 01:03   >>

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私が欲しいもの、私に向けられる笑顔 
 自ら命を絶った女子高生の樹里は、無になることなく、浮遊霊として街を彷徨うようになる。母やクラスメイトなど、誰に話しかけても反応は一切返っては来ない。
 そんな孤独な浮遊霊の彼女には、不気味な怪物“虫男”が見えるようになる。それは、心の弱った人間に取り憑いて、自殺へと導く死神のような存在だった。
 ある日、樹里は初めて自分に気づいてくれた女の子と出会う。喜んだのも束の間、女の子の母親にあの虫男が取り憑いていることに気づいてしまう樹里だったが。(「allcinema」より)


 朱川湊人の連作短編集の一編を原作に、「映画 鈴木先生」に出演していた土屋太鳳を主演とした青春ファンタジー。

 主演の土屋太鳳って名前がちょっと珍しいなと思ったが、太鳳(たお)っていう名前で、もしかすると「ウルヴァリン:SAMURAI」に出演していたTAOと同一人物か、と思ったりもしたが、当然全く別人物だった。

 その土屋太鳳演じる女子高生の樹里が、自分の部屋でどことなく問題を抱えた様子のシーンから始まり、部屋に入ってきた母親も、どこか悲しげ。

 そんな樹里が制服姿のまま街を歩き回るのだが、学校には行かなくてもいいのか、などと思ったりしたら、実は彼女は死んでいて、霊として街をさ迷っているという設定。

 自殺したらしい彼女が街をさ迷いながら、何故に自殺したのか、そして何故街をさ迷うことになったのかを描いている。

 生前の高校時代の友情と愛情を同時に描きながら、自殺した後、多くの人々の間をさ迷いながらも、誰からも振り返られることなく、生前よりも孤独を感じている様が描かれる。

 ストーリーとしては、浮遊霊となってしまった樹里が街をさ迷う中で見つめていく物、感情を淡々と描き出している感じで、それ程大きなストーリーの起伏はない。

 生前、密かに恋する潤也と、親友となったミドリとの楽しげな高校生活の日々が描かれ、しかも樹里自身も根っからの明るい性格のような女の子。

 そんな樹里が何故自殺することになるのか、その先は気になるものであった。

 そして霊となった樹里の存在を唯一気付いてくれる少女との出逢い。
 しかし、その出逢いで心に安らぎを感じた樹里に、思わぬ衝撃的な展開が待っている。

 この少女の身に起ころうとする出来事から、物語としてはちょっと動きを見せて、緊迫感も生まれるが、それまではやや淡々としており、樹里の心情、そして残された者たちの悲しみを映し出していくような展開だった。

 興味深い話ではあったが、ずっと観ていると、辛い部分もあったな。

 樹里に見える虫男≠ニいう存在も面白いものであったが、それ程衝撃的な存在でもなかったかな。

 こういう霊を描いた作品として、どうしても細かいところが気になってくる。
 「ゴースト もういちど抱きしめたい」でも同じであったが、触れられないものがほとんどなのに、時折触れられるものが存在するということ。
 細かく言えば、地面の上に立っているというのもおかしなものであるが。

 若者の自殺という社会的な問題を、生前と死んだ後の樹里の感情を映し出すことによって、若者の悩みと、自殺の悲しさを描き出しているような作品である。
 青春ファンタジーであるが、ダークな面を映し出した作品で、気分的にはそれ程スッキリしたものにはならないな。

 結局樹里の自殺の直接的原因は何だったんだろう。

/5 

監督:小中和哉
出演:土屋太鳳、清水富美加、吉沢亮、吉田羊、有森也実、大杉漣、秋本奈緒美
    堀内正美、石田信之、鈴木貴之、小山田将、里見要次郎、潟山セイキ、阿部能丸
於:角川シネマ新宿

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