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zoom RSS 13-350「THE ICEMAN 氷の処刑人」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2014/01/31 01:12   >>

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意志のあるところに道はある 
 1964年。美しい女性デボラを射止め、子宝にも恵まれたリチャード・ククリンスキー。
 平穏な日々を送っていた彼だったが、ひょんなことからその度胸を見込まれ、ギャングのロイから殺しの依頼を請け負うようになる。
 1970年代半ば。殺し屋家業も板に付き、すっかり羽振りも良くなったククリンスキー。妻には為替ディーラーと偽り、家庭では相変わらず良き夫にして、良き父親としての顔を保っていた。
 そんな中、ロイとの契約関係が破綻し、仕事にあぶれたククリンスキーは、ミスター・フリージーというフリーの殺し屋に近づき、仕事を斡旋してもらうようになるのだったが。(「allcinema」より)


 1960年から80年代、約20年の間に100人以上も殺した、アメリカ史上最悪の殺人鬼≠ニ呼ばれたリチャード・クリリンスキーの姿を描いたクライム・ドラマ。

 クリリンスキーを演じたのはマイケル・シャノンであるが、これまで「BUG バグ」「テイク・シェルター」など狂気を帯びた人物を演じて印象を残しており、なかなかこの役柄も合っているのではないだろうか。

 元々クリリンスキーは、特別ギャング組織などに属していたわけでもなく、マフィアの息がかかったポルノの違法コピー工場で働いていたものの、ごく普通の生活を送る人物であった。

 ただ、キレやすいタイプであったようで、酒場で気に入らない態度を取った男がいれば、裏でその男の喉を切り裂くという行為をいとも簡単にしてしまう。

 そんなクリリンスキーと偶然出会ったギャングのロイは、彼の恐れを知らぬ態度を気に入り、お抱えの殺し屋として雇うことにする。

 ロイの命じるとおりに殺しを繰り返すクリリンスキーは、気後れも、失敗もせずに仕事をこなしていく。

 時を同じくして、クリリンスキーはデボラと結婚し、二人の娘に恵まれ、家庭では良き父、良き夫として暮らしている。

 そんな彼の二重生活のような日々を20年に渡って描いているのだが、家族が彼の仕事に全く気付かなかったというのがやや不思議であったが、意外と夫、父親の仕事のことなんて判らないのだろうな。

 順調にと言っていいのか判らないが、仕事をこなして金を稼いで、家族に裕福な暮らしをさせていたクリリンスキーであったが、ある事件をきっかけに、彼の仕事、更に家族に危機が迫るようになってくる。

 殺した相手を冷凍して、死亡日時を判別しにくくしてから遺棄したということで、世間からアイスマン≠ニいう名で知られるようになるクリリンスキー。

 後半は、これまで仕事をこなしてきた組織が、逆に彼を敵として、家族にさえ手を出そうとしてくる中で、クリリンスキーはどのような対抗手段を取るのだろう、ということが気になってくる展開であったが、ラストは意外なほど呆気ない幕切れだったな。

 最初は、何モノも恐れないようなところを態度や表情で表し、少なからず狂気を見せていたクリリンスキーであるが、仕事をこなして、家族と幸せな日々を過ごしていくうちに、見た目は普通の男っぽくなっていく。

 これが、家族が気付かなかった理由なのかもしれないな。

 殺し屋として生きていく中で、徐々に苦難に陥っていき、それを打破しようとする展開で、話としては面白かったし、クライマックスはどうなるのだろう、と期待したのだが、思いもしなかった結末に、ちょっと肩透かしのような気分になってしまったな。

 家族が殺し屋であることをずっと知らなかったという理由には、さほど驚きはなかったような気がするな。

/5

監督:アリエル・ヴロメン
出演:マイケル・シャノン、ウィノナ・ライダー、ジェームズ・フランコ、レイ・リオッタ、クリス・エヴァンズ、
    デヴィッド・シュワイマー、ロバート・ダヴィ、ダニー・A・アベケイザー、ライアン・オナン、スティーヴン・ドーフ
於:新宿武蔵野館

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