CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 13-334「フィルス」(イギリス)

<<   作成日時 : 2014/01/15 00:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

大きな痛みには、大きなビンの薬を 
 同僚や友人を陥れる裏工作に余念がないスコットランド警察の極悪刑事ブルース・ロバートソン。無類の人種差別主義者にして性欲の権化、おまけにアルコール&ドラッグ中毒も併せ持つ筋金入りのロクデナシ。
 そんなブルースが捜査を担当するのは、日本人留学生殺人事件。
 無能なライバルたちを出し抜き、この事件をみごと解決して晴れて昇進を、と目論むブルースだったが。(「allcinema」より)


 アルコール、ドラッグ中毒で性欲の権化、出世のためなら同僚も陥れるという悪徳刑事の姿を描いたクライム・コメディ。

 「トレインスポッティング」の原作者アーヴィン・ウェルシュの同名小説を原作に、主演の悪徳刑事ブルース・ロバートソンを「つぐない」「X−MEN ファースト・ジェネレーション」のジェームズ・マカヴォイが演じている。

 悪徳刑事が主役の作品というとニコラス・ケイジの「バッド・ルーテナント」を思い出すが、こちらのブルースの方が、単に悪徳というだけでなく、人としてもかなり素行に問題有りの人物。

 一応物語の中心として、日本人留学生が殺害される事件が発生し、その捜査の中心となって事件を解決し、出世をブルースが目論むという話がある。

 しかし、ほとんど捜査の進展に関しては描かれず、ブルースが同僚を陥れるために行う卑劣な言動が主に描かれる。

 全くとどまることを知らぬブルースの言動に、まあ共感することもなく、逆にやり過ぎて失敗するんじゃないかと心配になってしまう。

 物語が進むうちに、ブルースがそこまで出世にこだわるのと、アルコールやドラッグに溺れて最低な言動を取るのには、妻のキャロルの存在に理由がありそう。

 このキャロルらしき女性が冒頭から何度も登場し、しかも留学生が殺害された事件では現場に居合わせたような感じである。

 しかし、彼女の登場は、何か幻想のような、回想のようなシーンばかりで、ブルースとの接触はほとんど無し。

 ここから多分キャロルの存在の真実は予想できるものであったが、一応捜査が進んでいくうちにつれ、ブルースの言動は更にエスカレートし、精神にも異常を来たしている状態となり、周囲の人々にも思わぬ結果を招いてしまうことになる。

 この物語の結末はどのような方向へと向かうんだろうと思っていたら、ラストは本当に思いもしなかった真実が明らかになる。
 これはなかなか衝撃的な真実だったな。

 かなり下品と言ってもいいようなブルースの言動と、それによって引き起こされる笑いもあったりするが、この笑いが受け付けられるかどうかで評価が変わりそうな作品である。

 個人的には面白かったが、さすがに行過ぎた言動による、その結果というのには顔をしかめてしまうかな。

 ただ、ブルースの最悪な言動だけでなく、思いも寄らぬ真実が隠されていたというのは、かなり面白さが上がったな。

 最低の男を描いた作品ではあったが、後半はやや神経を病んだ男を描いているような感じになっており、共感することはなくとも、話としては惹き込まれるものだった。

/5

監督:ジョン・S・ベアード
出演:ジェームズ・マカヴォイ、ジェイミー・ベル、イモージェン・プーツ、ジョアンヌ・フロガット、ジム・ブロードベント
    エディ・マーサン、イーモン・エリオット、シャーリー・ヘンダーソン、ナターシャ・オキーフ、マーティン・コムストン
於:渋谷シネマライズ

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
13-334「フィルス」(イギリス) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる