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zoom RSS 13-315「甘い鞭」(日本)

<<   作成日時 : 2013/12/27 12:45   >>

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口の中に広がる奇妙な味わい、それをまた求めていた 
 美貌の不妊治療専門医として評判の岬奈緒子には、高校生のころ隣家の男に拉致監禁された過去がある。
 ひと月にわたり弄ばれた奈緒子は、男を殺害することで地獄から生還するが、その壮絶なトラウマを抱えたまま成長していた。
 そんな奈緒子のもうひとつの顔、それはSMクラブの売れっ子M嬢セリカとしてサディストたちの相手をすること。奈緒子は17歳のとき隣家の男との関わりの中で感じた“甘い味”を、必死に思い出そうとしていた。(「allcinema」より)


 「ヌードの夜」「フィギュアなあなた」等の石井隆監督が、日本一綺麗な隣のお姉さん「私の奴隷になりなさい」の壇蜜を主演に据えたエロティック・サスペンス。

 壇蜜が演じるのは、美貌の不妊治療専門医として評判、しかし夜はSMクラブのM嬢として働く32歳の岬奈緒子。
 しかも15年前に忌まわしき事件に巻き込まれ、トラウマを抱えたまま成長してきたという女性。

 17歳の時、奈緒子は近所の男に拉致、監禁され地下室で陵辱され続けてきたが、その男を殺害し、からくも逃げ出してきたという経験をしている。

 17歳の奈緒子を演じたのは間宮夕貴で、物語は32歳の奈緒子と17歳の奈緒子が体験する壮絶な出来事を並行して描き出している。

 17歳の奈緒子は、地下室で監禁されている間に受けた陵辱と、それでも何とかそこから逃げ出そうとする姿が。

 32歳の奈緒子はM嬢をやり、様々な縛めを受けながらも、かつて味わった妙な感覚を求めている姿が描かれているが、基本的には杉本彩が主演した「花と蛇」と同じく、SM映画ということになってしまうかな。

 32歳の奈緒子が、通常のM嬢、そして時に鞭を振るう側になったりして、かつて味わった甘い味≠見つけ出していく過程が描かれている。

 被虐を味わっていた女性が、加虐を味わった時に、その気持ちが変化し、心の奥底に眠っていた奇妙な感覚が呼び覚まされるというような雰囲気ではあった。

 竹中直人演じる醍醐という客が、奈緒子に鞭を振るうように指示した時、そこから奈緒子が求めていた味が見つけ出されるのではないかと思ったが、そう単純ではなかったな。

 クライマックスに、もう一人、やや危なげな客を相手にした時、奈緒子が感じた恐怖感と、そこから取った行動が、ついに求めていた味わいを取り戻させる。

 結局、鞭の味わいがどうのこうのというわけではなく、人間の究極の加虐行動に、奈緒子は奇妙で甘い味わいを感じたということだろうか。

 そして命からがら逃げ出してきた以降、周囲の人間に感じていたストレスのようなものを放散したのだろうか。

 サスペンス要素は根底には流れていたと思うが、やっぱりメインとなるのは、それぞれの陵辱、そしてSMシーンという感じ。
 壇蜜の普段の演技は特にいいとも思わないが、ハアハアしている時の演技は見ものである。

 ラスト・シーンに奈緒子が「誰!?」と言うシーンがあるが、観ているこちらも「誰!?」と言いたくなるな。

/5

監督:石井隆
出演:壇蜜、間宮夕貴、中野剛、屋敷紘子、中山峻、伊藤洋三郎
    中島ひろ子、竹中直人、諏訪太朗、光山文章、クラ、有末剛
於:池袋シネマ・ロサ

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