CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 13-288「ペーパーボーイ 真夏の引力」(アメリカ)

<<   作成日時 : 2013/12/01 23:47   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

一番に間違えるより、最後でも正しくあれ 
 1969年、真夏のフロリダ州モート郡。人生の目標を見失い、大学を中退して父の営むローカル新聞の配達を手伝うだけの無為な毎日を送る孤独な青年、ジャック。
 ある日、大手新聞社に勤める兄ウォードが、同僚の黒人記者ヤードリーを伴って帰省する。目的は、4年前に地元で起きた保安官殺害事件の再調査をするため。既に判決が確定している死刑囚ヒラリーに冤罪の可能性があるというのだった。そしてジャックは運転手としてウォードたちの取材を手伝うことに。
 そんなジャックの前に、金髪のセクシー美女が現われる。彼女は今回の取材の依頼者で、獄中のヒラリーと文通の末に婚約までしてしまったという女性シャーロットだった。挑発的で謎めいた彼女の魔性の色香にすっかり心奪われてしまうジャックだったが。(「allcinema」より)


 1969年のフロリダ州を舞台に、ある殺人事件の調査から複雑な人間関係に巻き込まれていく兄弟の姿を描いたサスペンス・ドラマ。

 大学を中退して、父親の営むローカル新聞の手伝いをしていた青年ジャックは、大手新聞社に勤めている兄ウォードが、4年前の保安官殺人事件を調査するために戻ってきたのを機に、その取材を手伝うことに。

 更に事件調査の依頼者で、冤罪かもしれない死刑囚ヒラリーと婚約しているという女性シャーロットが現れ、一目で恋に落ちてしまう。

 一人の青年の、ある殺人事件の調査を通しての成長を描いているような作品ではあるが、舞台となったフロリダ州の暑さも絡んでか、何ともじとっとした内容になっている。

 まず、死刑囚であるヒラリー。
 「フローズン・グラウンド」でも殺人犯を演じていたジョン・キューザックが演じているのだが、本作での犯人役は欲望を丸出しの、狂気も備えた人物を怪演していたな。

 ジャックを演じたのは、「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」「一枚のめぐり逢い」のザック・エフロン。
 ウォードには「リンカーン弁護士」のマシュー・マコノヒー、シャーロットには「ラビット・ホール」「NINE ナイン」のニコール・キッドマン。

 そんなウォードと同僚の黒人記者ヤードリー、ジャックとシャーロットの4人が、初めてヒラリーと面会するシーンでの、シャーロットとヒラリーのやり取りは、もう淫らを越えたものである。

 面会には色々な場所や制約があると思うが、本作での面会シーンは、結構収監者の側にまで近寄れることになっていたな。
 死刑囚との面会で、こういうのありかな。

 そんなヒラリーのみならず、ウォード、ヤードリー、そしてシャーロットにもどこか秘密があるような雰囲気で、更にその関係も複雑なものになっている。

 皆でバーにいた時に、ウォードが途中で消え、発見された時には拘束を受け、瀕死の重傷を負って発見されたところには衝撃を受けたが、その理由というのもちょっと驚きだったな。

 様々な出来事を目にしていくジャックであるが、彼自体は肉体的には大きく傷つくわけではないが、精神的には大きな傷を受けたようである。

 冤罪ではないかと取材を続けるウォードたちが手にしてものと、それによって引き起こされてしまった悲劇。

 人も出来事も、全てが暑さによって狂わされてしまったという雰囲気のミステリー・ドラマ。

 青春映画としては、ジャックが見聞きするものは衝撃的で凄惨なものが多く、この物語の展開から結末はどうなるんだろう、と思っていたが、クライマックスからラストに至るシーンは、結構直裁的なサスペンスの展開になっていたな。

 不快と感じなくもない人々と、暑さ。
 その不快さに逆に惹き込まれてしまう、正に引力のある作品だった。

/5

監督:リー・ダニエルズ
出演:ザック・エフロン、ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック
    メイシー・グレイ、デヴィッド・オイェロウォ、スコット・グレン、ネッド・ベラミー、ニーラ・ゴードン
於:シネマート新宿
PAPERBOY


Amazonアソシエイト by PAPERBOY の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
13-288「ペーパーボーイ 真夏の引力」(アメリカ) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる