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zoom RSS 13-262「地獄でなぜ悪い」(日本)

<<   作成日時 : 2013/11/08 02:01   >>

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全力歯ぎしりレッツ・ゴー! 
 ヤクザの組長・武藤は、獄中にいる最愛の妻・しずえの夢を叶えようと躍起になっていた。それは娘のミツコを主演に映画を製作するというもの。
 しかし、肝心のミツコは男と逃亡してしまい、映画が出来ないまま、いよいよしずえの出所まで残り数日となってしまう。
 そこで武藤は、手下のヤクザたちを使って自主映画を作ることを決断する。そして何とかミツコの身柄を確保し、映画監督だという駆け落ち相手の橋本公次に、完成させないと殺すと脅して映画を撮影するよう命じる。
 ところがこの公次、実は映画監督でもなければミツコの恋人でもないただの通りすがりの男だった。
 それでも監督として映画を完成させなければ彼の命はない。そんな絶体絶命の中で出会ったのが、自主映画集団“ファック・ボンバーズ”を率いる永遠の映画青年、平田。
 一世一代の映画を撮りたいと夢見てきた平田は、ここぞとばかりにミツコに執着する敵対ヤクザ組織の組長・池上まで巻き込み、ホンモノのヤクザ抗争を舞台にした前代未聞のヤクザ映画の撮影を開始してしまうのだが。(「allcinema」より)


 「愛のむきだし」「冷たい熱帯魚」「恋の罪」など、何かと話題となった作品を作り続けている園子温監督の最新作。

 「悪の教典」を観て、「この映画、私嫌いです」と言った某アイドルが、本作を観て、今度は「途中で吐きそうになった」と言ったらしい。

 これまでのようにメッセージ性は全く無い、本当の娯楽作品というようなことを園子温監督は言っていたらしいが、長谷川博己演じる映画狂の監督、平田が言う「生涯ただ一本の映画を撮りたい」云々というのは、多少監督の気持ちが入っているのかな、という感じを受けたな。

 でも、全編笑いが満載の、本当に娯楽作品というのは、その通りではあった。

 そんな娯楽作品でも、園子温作品らしく、血飛沫満載、床全面にどっぷり溜まる血の海など、結構凄惨描写も多かった。

 子供の頃はテレビのCMなどで人気を博したミツコだが、母親が犯した事件で、芸能活動もままならなくなり、ヤクザの組長である父親の武藤が何とか手を回して、映画の主役に据えたりするのだが、肝心のミツコは男と逃げてしまったりする。

 ミツコが主役の映画を楽しみにしている出所間近の妻しずえのために、武藤は自分たちで映画を撮ることにする。

 そんな映画製作に乗り出す武藤と組員たち。
 ミツコと一緒に逃げたと間違われ、しかも映画監督にも間違われた青年、橋本。
 学生時代から心から撮りたいと思う映画製作を望む平田とその仲間たち。
 そして、武藤たちが敵対している池上組とその組長。

 彼らの物語が並行して描かれ、最後に武藤たちが池上組に殴り込むところを、ミツコを主役とした映画として撮影に望むシーンとなり、全てがまとまっていく。

 平田を演じた長谷川博己は「映画 鈴木先生」で鈴木先生を演じた俳優であるが、本作での映画に対して熱く語る台詞回しなど、鈴木先生っぽかったが、役柄にはよく合っていたし、ハイテンションぶりも面白かった。

 武藤たちと平田たちは知り合いでもなく、繋がりもないのだが、最終的には武藤が考えた映画製作に、平田が監督するんだろうな、とは思うのだが、なかなかそういう展開にならず、ちょっとクライマックスまでが長い感じはしたな。

 しかし、平田が本物の抗争を監督することになってから、嬉々として撮影に挑む姿から、その撮影風景には充分楽しませてもらえた。
 本物の抗争を撮影するという荒唐無稽な話ではあるが、それ故に笑いが満載である。

 ミツコを演じたのは、「ヒミズ」で園子温作品に出演していた二階堂ふみであるが、本作の彼女はなかなかセクシーで、魅惑的だった。

 まあ凄惨なシーンも多かったが、それでも最初から最後まで楽しめる、正しく娯楽作であった。

 先日引退を発表していた坂口拓も出演して暴れているのも、ちょっと嬉しい感じがしたな。

/5

監督:園子温
出演:國村隼、堤真一、長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、友近、渡辺哲、石丸謙二郎、江波杏子、水道橋博士
    ミッキー・カーチス、岩井志麻子、でんでん、成海璃子、坂口拓、板尾創路、神楽坂恵、石井勇気、春木美香
於:池袋HUMAX CINEMAS

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タイトル (本文) ブログ名/日時
地獄でなぜ悪い
全力歯ぎしり、レッツゴー!の歌が頭にこびり付いて離れない。 ...続きを見る
だらだら無気力ブログ!
2013/11/10 23:56
地獄でなぜ悪い
スプラッター・コメディ・バイオレンス活劇になっちょりますな。園子温監督なので、好き嫌いはまたはっきりと別れるかもしれません。 大量の血の海をスライディングするシーンは爽快感溢れるもの。ヤクザに映画オタクという要素が絡み合って、なんとも不可思議な映画が出来上がっちゃいました。前半つまんなくて、中後半から何となく面白くなるかもという、面白いんだか面白くないんだかわからないという不思議さ。とりあえず、歯磨き粉のCMの曲が頭離れません(笑) 武藤組組長の娘ミツコは子役として歯磨きのCMに出て... ...続きを見る
いやいやえん
2014/03/16 09:35

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