CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 13-242「カレ・ブラン」(フランス・ルクセンブルグ・スイス・ベルギー・ロシア)

<<   作成日時 : 2013/10/24 01:11   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

自ら袋に入る者に生きてる価値はない 
 近未来。高層ビルが建ち並ぶ無機的な街。10代の少年フィリップは、人肉加工場で働く母と2人暮らし。
 しかし、今の生活に絶望した母は自殺し、一人残されたフィリップは施設送りに。そこで彼は、未来の伴侶マリーと出会う。
 成人したフィリップは、組織の管理職として働き、就職希望者たちを理不尽な能力テストで“家畜”とそうでない者に仕分けしていた。
 一方、家庭では、妻になったマリーとの関係がすっかり冷え切っていたフィリップだが。(「allcinema」より)


 近未来を舞台にして、全体主義や権威主義に支配された不条理な社会を描いたSFドラマ。
 SF風ではあったが、空飛ぶ車などが出てくるわけでもなく、現代とそう変わらぬ世界である。

 フィリップは組織の管理職として働きエグゼクティブな暮らしを送っているが、妻のマリーとの関係は冷え切っていた。

 そんなフィリップの行っている仕事というのが、就職希望の者たちのテストを行い、そのテストによって彼らを社畜≠ニ家畜≠ノ仕分けるというもの。

 テストが結構変わったもので、体に電流を流して、どこまで耐えられるかなど、拷問といってもいいものばかり。

 他にも仲間同士を殴り合わせたり、一人をずた袋のようなものに入らせ、別の人間がそれを棒でめった打ちにするというもの。

 個人的には、そのテストが意味するものが、何とも掴みづらかったが、そういう社会なんだな。

 そんな暴力に支配されたような社会に加えて、人肉を食す社会でもある。

 まあ、ちょっとグロい話ではあるが、そのあたりに生々しさはなく、気分が悪くなるようなことはなかったし、全体的に無機質な雰囲気が漂っていたな。

 「カレ・ブラン」というのは、白い四角形という意味らしく、劇中では、7つの四角形を組み合わせたロゴの貼られた食品が出てきて、それは人肉加工食品ということを表している。

 そしてフィリップがそうやって会社のために働いている中で、妻のマリーはフィリップに対する気持ちも冷えていたが、社会に対しても敵愾心を抱くようになる。

 レストランなどにマリーがいる時に、じっと彼女を見つめる男がいたりするのだが、果たして彼らが何者なのか、というのはなかなか判らないのだが、マリーはそんな彼らを恐れ、そしてついには殺そうとまでする。

 後半の展開は、かなりサスペンスフルな展開とはなるが、最後の最後までマリーが恐れるものというのが、正直よく判らなかったな。

 実際に暴力シーンがそうそうあるわけではないが、ひどく暴力的な雰囲気のある作品。

 しかも、ちょっと哲学的な雰囲気も感じるのは、ちょっと穿った見方かな。

 惹き込まれる作品ではあるが、小難しさも感じる作品だったな。

/5

監督:ジャン=バティスト・レオネッティ
出演:サミ・ブアジラ、ジュリー・ガイエ、ジェン=ピエール・アンドレアーニ
    カルロス・リール、フェイリア・ドゥリバ、マジッド・イヴ、アデル・エグザルチョプーロス
於:渋谷シアター・イメージフォーラム
カレ・ブラン [DVD]
キングレコード
2013-11-06


Amazonアソシエイト by カレ・ブラン [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
カレ・ブラン
実験的作品なんですかねえ。 徹底した管理・統制と、社畜化する側の生物学的な弱さ。明確な「権威」は登場させず麻痺した人間世界、まさにディストピア。 袋に入った弱い者と判断されれば家畜として殺され社畜の食肉に…。感情のない無機質とも違う世界観。大量に並んだ電話機のどれが鳴っているのかを当てるのとか、壁に背をつけて下がれとか、これ嫌がらせかね、と思ってしまった。そうやって判断された人々の生活が、社畜と家畜なのだ。あくまで機械的に振り分け選別させられるだけの、儀式みたいなもの。 主人公は... ...続きを見る
いやいやえん
2013/11/17 08:47

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
13-242「カレ・ブラン」(フランス・ルクセンブルグ・スイス・ベルギー・ロシア) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる