CINECHANが観た映画について

アクセスカウンタ

zoom RSS 13-165「奪命金」(中国・香港)

<<   作成日時 : 2013/08/13 00:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

男気なんて紙よりも薄っぺらい 
 香港警察のチョン警部補は、マンションの購入をしつこく迫る妻に手を焼いていた。
 銀行の金融商品営業担当のテレサ。成績不振で追い詰められた彼女は、リスクに疎い中年女性客に危険な金融商品を勧めてしまう。
 義理堅いヤクザのパンサーは、逮捕された兄貴分の保釈金を工面するため奔走していた。
 そんな時、ギリシャの債務危機に端を発した金融危機が世界中を駆け巡る。
 ほどなくそれは、香港に生きる彼らの運命をも弄び始める。(「allcinema」より)


 「エグザイル/絆」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」など香港ノワールの名手ジョニー・トー監督の作品である。

 しかし、本作はちょっと毛色が変わった感じで、ノワール的要素は少なめに、世界規模の金融危機によって予期せぬ出来事に巻き込まれた3人の男女を描いたサスペンス的な話である。

 ラウ・チンワン演じるパンサーはヤクザではあったが、義理堅く、人のいい人物で、ノワール的な格好良さというものはなかったかな。

 そして、妻にマンション購入をしつこく相談される刑事のチョン。
 そしてノルマ達成に追われる銀行の金融商品担当の女性テレサ。

 この3人が金融危機によって起こる予想外の出来事に巻き込まれていく姿を並行して描いている。

 金に絡むことでどんどん追い詰められていく3人。

 特にパンサーにまつわる出来事は、そこまで人の良さを見せる必要などあるのかな、という感じがするほどである。

 そしてノルマに追われ、顧客にリスクの高い投資信託商品を躊躇しながらも売ることになるテレサ。
 そんな彼女の前で起こった強盗事件と、金の顛末。

 こちらもテレサがどういう行動を取り、どのような結末となるのか興味深かったな。

 チョンの身に起こったことは、それ程金融に関わることでもなかったような気もするが、事件を起こした男は、やっぱり金融危機の犠牲者ということなんだろう。

 刑事にヤクザは登場するが、市井の人々が金に振り回される姿を描いた作品。

 格好いいと言えるようなシーンは少なかったが、いかにもジョニー・トー、という暴力シーンや銃撃シーンは多かったな。

 ジョニー・トーの名前からくる印象とは、ちょっと違う感じの作品ではあったが、顛末は興味深かったし、やっぱりお金って怖いな、ということを感じさせる作品だったな。

/5

監督:ジョニー・トー
出演:ラウ・チンワン、リッチー・レン、デニス・ホー、ロー・ホイパン、ソー・ハンシェン、パトリック・クン、テレンス・イン
於:新宿シネマカリテ
奪命金 ≪特別版≫【DVD】(2枚組)
キングレコード
2013-09-18


Amazonアソシエイト by 奪命金 ≪特別版≫【DVD】(2枚組) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
奪命金
ちょっと拍子抜け。 ...続きを見る
だらだら無気力ブログ!
2013/08/13 23:22

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
13-165「奪命金」(中国・香港) CINECHANが観た映画について/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる